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8<真実>

 “私”は思い出してしまった。



 部屋にある全てのものを、投げ捨てていく。

 本に、お気に入りのハンカチ、ぬいぐるみに洋服、ガラスペンに、押し花の栞。

いろな物が落ちて、割れて、崩れていく。


 割れた破片を裸足でふんでも、手で握りしめても、キズは直ぐに治る。

 イバラが出てきて、キズを覆い、修復させる。

 アリッサの人生が変わってしまった原因に、アリスは自己修復され生きている。

 

 イバラとはなんなのだろう。

 私の体はもう化け物になってしまったのだろうか。

 



 人間の皮を被った化け物に。



 イバラと私は、接木したかのように生きている。

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