表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

女性に痴漢したらその女性の妹にされた。

作者: 結雨

とあるマンションの玄関ホールに着いた俺は、自動ドアの脇にあるカメラとテンキーの付いたインターフォンの前に立ち、部屋番号を入力してエンターキーを押す。数十秒ほどしてから女性の声がする。

「須藤です」

『あら。薫ちゃんね。今あけるわ』

「…はい」

通話が終わると自動ドアが開いたので、俺は正面にあるエレベーターに向かいボタンを押す。ちょうど1階に止まっていたエレベーターのドアが開き、乗り込んだ俺は7階を押す。これがデパートとかなら閉まるのボタンも押すが、少しでも時間を稼ぎたいので敢えて押さない。

「はぁ…」

ドアが閉まり、上昇を始めたエレベーターの中で溜息を吐く。できるなら此処には来たくない。でも、自分が仕出かした事が原因なので仕方ない。俺はこのマンションに住んでいる女性にある事を強制されていて、それはこれから向かう女性の部屋で行われる。

「…はぁ」

もう一度。溜息を吐くと同時にエレベーターが7階に着き、アナウンスが終わりドアが開いた。


7階の廊下を進み、1番奥の部屋のドアの前に着いた俺は、少し躊躇った後にインターフォンのボタンを押した。

『薫ちゃん着いたのね?』

「は、はい」

『待っててね』

短い会話を終えて直ぐに、鍵を開ける音がするとドアが開かれ、女性が目の前にあらわれる。女性は肩まである黒髪に、二重瞼の大きな目をしていて、右目の目じりの近くには泣き黒子があり、ぷっくりとした唇をした美人で名前は黒河沙織さん。

「さ、沙織さん。こ、こんにちは」

「ええ。こんにちは。薫ちゃん。さぁ。入って」

沙織さんは体でドアを支えながら笑顔で言う。俺が頷いて言われるままに玄関に入ると、ドアが閉められ鍵がかけられた。


リビングに入ると、後ろから付いてきていた沙織さんが声をかけてくる。

「それじゃあ。薫ちゃん。早速。お着替えしましょうか」

「……は、はい」

振り返るとそこには満面の笑みを浮かべた沙織さんがいて、その笑顔からは一切の拒絶を受け付けないという意思が感じられ、俺は直生に頷くと自分に与えられた部屋へと向かった。


部屋の前に着いた俺は隣を見る。そこには俺が逃げないように監視としてついてきた沙織さんがいる。

「ちゃんと1人でお着替えできる?」

「は、はい」

沙織さんは微笑みを浮かべながら首を傾げて聞いてくる。俺はそれに頷くと、ドアを開けて部屋に入った。


部屋に入った俺は目の前の光景を見てこのマンションに来てから3度目となる溜息をはいた。俺の目の前には、フローリングに白地にピンクや赤でハートマークが刺繍されたカーペットが敷かれ、壁には水色の壁紙が貼られている。勉強机も置いてあり、机には女児向けアニメのキャラが描かれた敷物がある。そして、本棚には女子小学生向けの漫画雑誌で連載されている作品の単行本や小学生向けの市販されているドリルが並ぶ。タンスもあり、収納部分はピンクで、机の敷物と同じアニメのキャラのシールが貼ってある。どこからどう見ても女子小学生の部屋だ。

「…はぁ」

4度目の溜息をはき、俺はタンスの1番上にある小さめの引き出しを開ける。タンスには幼い少女が穿く様な色とりどりのパンツが綺麗に畳まれて入ってる。俺はその中から手前にあるパンツを取りだすと、引き出しを元に戻してからその隣の引き出しを開ける。この引き出しにはこれまた色とりどりのタンクトップやスリーマーが収納されていて、その中からスリーマーを1つ取り出し引き出しを閉める。1度。パンツとスリーマーを床に置く。よく見ないで取ったパンツとスリーマーは両方ともピンク色でパンツには白のストライプが入り、後ろの部分には英語とハートマークが描かれている。スリーマーは半袖で、襟の中央には白の小さなリボンがついていた。次に俺は下着が入っていた段の下にある横に長い引き出しを両手で開ける。目に入るのは女子小学生が好みそうなデザインのトップスばかりだ。俺は手から1番近くにあった服を取り出し、床に置いてから引き出しを閉めて、一段飛ばして床から2段目の引き出しを開ける。そこはボトムスが収納されていて、適当に取り出して引き出しを閉じる。床に並べられた服をもう一度見る。トップスは有名な女児服ブランドのロゴやそのブランドのキャラクターであるウサギが書かれた白の長袖Tシャツで、ボトムスは同じブランドの黒いミニスカートだった。

「はやく着替えないと…」

あまりモタモタしていると、沙織さんがやってきて無理やり着替えをさせられる。その時。沙織さんは必ずこう言う。

「あらあら。薫ちゃんは1人でお着替えができないのね。なら、お姉ちゃんが着替えさせてあげるわね」

その時の沙織さんはくすくすと笑い、俺をまるで幼い子供を見るような目で見てくる。それが嫌なら自分で着替えるしかない。俺は意を決して服と下着を脱ぎ始めた。


全裸になった俺は、パンツを手に取ると前後を確認し足に通す。上まで上げ、手を離すとアソコが締め付けられる感覚がある。そして、次にスリーマーを取り上げて、頭から被り袖を通す。その状態で1度姿見をみる。そこには女児用下着を見に纏った少し短めの髪に羞恥に赤く染まった頬。そして、少し潤んだ瞳をした中性的な顔立ちをした男がモジモジと太股を合わせながらこちらを見ていた。色白の手足には一切のムダ毛が無く、さらに言えば脇毛もない。これは沙織さんから命令されて剃っているからで、もし、剃り忘れていたら女児用のデザイン水着か紺色のスクール水着を着せられて、浴室で沙織さんに毛を剃られる。いつまでもこうして自分の下着姿を見ているわけにもいかないので、スカートを持つと足を通し、上まできたらチャックとホックを閉める。そして、Tシャツを着て部屋を出ようとしたところで、靴下を忘れていた事に気付き、下着が入っている2つ並んだ引き出しのその隣にある引き出しを開け、ピンクと白のツートンの靴下を取り出して履いてリビングに戻った。


リビングに戻ると沙織さんは紅茶を飲んでいて、俺に気づいてこちらを見てくる。

「終わったのね。1人でお着替えできてえらいわね。かおるちゃん」

「あ、ありがとう。さ、沙織…お姉ちゃん」

この格好をしている時は沙織さんの事はお姉ちゃんと呼ばなければならない。そして、もう一つ命令されている事がある。

「それじゃあ。薫ちゃん。自己紹介してみて」

「は、はい。わ、私は村尾薫と言います。し、小学5年生のお、女の子です。わ、私の下着をたくさん見てください」

俺はスカートをたくし上げて下着を沙織さんに向けて晒しながら自己紹介を行う。沙織さんから命令された事。それはこの姿をしている間。俺は成人男性村尾薫(26歳)では無く、下着を見られるのが好きな女子小学生村尾薫(10歳)になりきる事だ。

「よくできました」

「あ、ありがとう、沙織お姉ちゃん」

ソファーから立ち上がり、俺の前に立った沙織さんは俺の頭を撫でてくる。ちなみに俺の身長は159cmで痩せ型。沙織さんの身長は164cmで標準的な体型をしている。そして、沙織さんの年齢は21歳で俺より年下だ。

「ふふ。薫ちゃんも3ヶ月前に私に痴漢をしなかったら、私の妹に無理やりされる事も無かったのにね。うーん。さっきはよくできましたって言ったけどまだ吃るわね。そうだわ。皆に見て貰って可愛いって言われたら、薫ちゃんの女子力…いいえ。女児力が上がるかもしれないわね。こんなに可愛くなった薫ちゃんを皆に見てもらいましょうか」

「…!?ご、ごめんなさい!誰にも言わないで!」

ここでまたその事を言われると思わなかった俺は沙織さんに縋り付く。


そう。今の俺があるのは、3ヶ月前に電車で沙織さんに痴漢をした俺自身の所為だ。最初は通報する気まんまんだった沙織さんは必死に謝る俺のつま先から頭を見てから、通報されたく無かったら私の言う事を聞けと言ってきた。通報&逮捕で人生を終わらせたく無かった俺は言われるままにこのマンションに来た。初めて来た時に出されたお茶を飲んだ俺は、急激な眠気に襲われてそのまま寝てしまい、起きたら女児用の下着姿でソファーに寝ていた。

「ふふ。いい写真が取れたわ」

「こ、これは…!?な、なにをしたんですか!?」

「何って。貴方。よく見ると背が私より低くて可愛いから小さい女の子の格好が似合うと思ったから着替えさせたのよ。反抗するならこの写真をネットにあげるわよ」

「なっ…!?」

沙織さんが持つスマートフォンの画面には某大規模SNSの投稿文入力ページが表示されていて、女児下着姿で眠る俺の写真が貼られている上に、村尾薫は実は小さな女の子が着るような服で女装するのが好き!と書かれていた。

「ああ。女性に痴漢しました。って書くのも面白いかもしれないわね。知ってた?今はぬのからでも指紋が取れて、裁判での証拠になるのよ?」

「……っ!?」

目の前の女性は俺を警察に突き出した上に、ありもしない女装趣味をでっち上げてネットにばら撒くと言っているのは明らかだ。

「わ、わかりました…」

「よく言えました。これからもよろしくね。薫ちゃん」

これからものもを強調して言い沙織さんは微笑んで見せた。仕事でむしゃくしゃしてた…いや。理由があっても無くても痴漢なんてバカな事をしたあの時の自分を殴りたくなった。


縋り付いた俺を沙織さんは微笑みを浮かべながら優しく頭を撫でる。

「大丈夫よ。薫ちゃんが私の妹でいてくれる限りは誰にも言わないわ」

「ほ、本当…?」

「ええ。本当よ」

俺はその言葉に安心し、胸をなでおろす。

「薫ちゃん。服を着るだけじゃつまらなくなってきたでしょ?今日はお化粧をしてみましょうか」

「お、お化粧…?」

「ええ。と言っても薫ちゃんは小学生だから軽めのお化粧だけどね」

沙織さんはそう言って俺から離れる。リビングから出ていき自分の部屋に向かうと、すぐに戻ってきた。その手には少し大きめの箱が抱えられている。

「これは私が使っているお化粧の道具よ。ソファーに座って」

「う、うん」

俺は沙織さんに言われるままにソファーに座る。そして、沙織さんはテーブルに箱を置いて俺の隣に座った。

「薫ちゃん。目を閉じて」

「うん」

沙織さんはテーブルを少しだけずらしてできた俺とテーブルの間のスペースで、俺の正面にくるとそこでしゃがむ。俺は目を閉じてこれからされる化粧に緊張した。


どれくらいの時間が経ったかはわからないが、肌を滑る化粧道具の感触がなくなり、頭に何か被された感覚と頬にちくちくした感触がある。

「薫ちゃん。目を開けて」

「……っ!?」

目を開けると可愛らしい少女がこちらを驚いた表情で見つめている。これが俺自身だと気づくのに少し時間がかかった。そして、化粧をされ、ウイッグを被せられて成人男性から少女へと変貌を遂げた自分を可愛いと思ってしまったのにも驚きを隠せない。

「ふふ。薫ちゃん。今。自分で自分の事を可愛いと思ったでしょ?」

「そ、そんなことは…」

微笑んで言う沙織さんに聞かれるが、無いとは言いきれなかった。もし、知らない人が見たら本当の女子小学生に見られるかも知れない。

「自身を持って薫ちゃん。今の薫ちゃんはどこからどう見ても可愛らしい女子小学生よ」

「わ、私は可愛い女子小学生…」

「ええ。とっても可愛い小学生の女の子」

沙織さんが耳元で囁いてくる。その可愛い小学生の女の子と言う言葉が頭の中でぐるぐると回り始める。

「あなたは誰?」

沙織お姉ちゃんの言葉に私はトロンとした目になり、微笑んで言う。

「私は村尾薫です。小学5年生の下着姿を見られるのが好きな女の子です」

今度は吃らずはっきりと言えた。それを聞いた沙織お姉ちゃんは微笑んで頷くと私の頭を撫でた。


私が沙織お姉ちゃんの妹になってから半年が過ぎた。私がだった上に汚い男物の服や下着を着てたのが遠い昔の様に思える。私を女子小学生にしてくれた沙織お姉ちゃんには監視してもしきれない。あれから沙織お姉ちゃんには女の子としてのいろいろな事を教えてもらった。今では仕事を辞めて、沙織お姉ちゃんのマンションで一緒に暮らしている。本当の女子小学生じゃないから、小学校には通えないが算数や国語のドリルを毎日やっている。

「薫ちゃん。ただいま」

私が部屋で算数のドリルを解いていると、部屋のドアが開かれて沙織お姉ちゃんが入ってくる。

「沙織お姉ちゃん。おかえりなさい!」

私は椅子から立ち上がると、沙織お姉ちゃんに抱きつく。そんな私の抱擁を沙織お姉ちゃんは受け止めてくれ、優しく頭を撫でてくれる。その気持ち良さに私は目を細めた。今の私の髪はウイッグでなく、地毛を伸ばしたものでお手入れも欠かしていないのでサラサラだ。

「薫ちゃん。今日は誕生日だからプレゼントよ」

「ほんと!?ありがとー♪」

誕生日と言ったが、本当の私の…まだ、男なんて怖い生き物だった時の誕生日じゃなく、私が女子小学生となり、沙織お姉ちゃんの妹になった日が私としての誕生日。それが今日だ。

私は沙織お姉ちゃんから渡された包装紙を丁寧に開ける。出てきたのは有名女児服ブランドの箱だった。

「わぁ〜」

箱の蓋を開けて、出てきたのは私が前から欲しかった女児用のフォーマル衣装で、チェックのプリーツスカートに白のブラウス。黒のアウター。胸ポケットにはブランドのロゴが刺繍されている。それに、プリーツスカートと同じ柄の首元につけるリボンもある。

「ふふ。嬉しそうね」

「うん!とっても嬉しいよ!ありがとう沙織お姉ちゃん」

私は満面の笑みで沙織お姉ちゃんに抱きついた。


夕食を終えて、沙織お姉ちゃんとソファーに並んで座りテレビを観ている。

「薫ちゃんは男の人どう思う?」

「男の人…?怖いと思う」

「どうして?」

「だって男の人って女の子に酷いことするんでしょ?」

「ええ。そうよ。男に戻りたいと思う?」

私は沙織お姉ちゃんの言葉にびっくりする。

「嫌!絶対に戻りたく無い!戻ったら沙織お姉ちゃんの妹じゃなくなるもん!」

私は首を横に激しく振りながら言う。私の言葉を聞いた沙織お姉ちゃんは私を抱きしめて優しく頭を撫でてきた。

「大丈夫よ。誰も戻れなんて言わないわ」

「ほんと?」

「ええ。本当よ」

「良かった」

安堵した私は沙織お姉ちゃんに体を預けて目を閉じる。そんな私の頭を沙織お姉ちゃんは撫で続けてくれていた。


とある平日の夕方。私が沙織お姉ちゃんとリビングでのんびりしていると、インターフォンが鳴った。

「私がでるね!」

「ええ」

ソファーから立ち上がり、インターフォンのモニターの前に立つとそこには見知った女の子が立っていた。

「由美お姉ちゃん。どうしたの?」

『お母さんが仕事で遅くなるなるだけどね。私。お家の鍵を忘れて入れないの』

「わかったよ。開けるね」

『うん』

私が鍵を開けてドアを開けると、私が好きなブランドの服を着た小学5年生くらいの女の子が悲しそうな顔で立っていた。この子の名前は村吉由美お姉ちゃん。私と違い本当の女子小学生だ。実は由美お姉ちゃんには前の私が成人男性だった事は知られているが、由美お姉ちゃんのお母さんには知られてない。私が由美お姉ちゃんをお姉ちゃんと呼ぶのは、女子小学生としての先生が由美お姉ちゃんだからだ。由美お姉ちゃんには沙織お姉ちゃんの紹介で知り合った。知り合った当時の私は、女の子になって間もなかったので、ちょっとした言動で女子小学生では無いことがバレてしまい。沙織お姉ちゃんの勧めで女子小学生としての教育を由美お姉ちゃんからしてもらった。最初はびっくりしていたが、時間が経つにつれて仲良くなった。一人っ子な由美お姉ちゃんを始めてお姉ちゃんと呼んだら、由美お姉ちゃんは嬉しそうにして、ずっとお姉ちゃんと呼んでと頼んで来たのでそのまま由美お姉ちゃんと呼んでいる。ちなみに私より由美お姉ちゃんの方が少しだけ背が高い。


リビングに戻ると沙織お姉ちゃんがソファー越しにこちらを振り返る。

「由美ちゃんだったのね。いらっしゃい」

「こんばんは。沙織お姉ちゃん」

沙織お姉ちゃんと由美お姉ちゃんが挨拶を交わす。そして、私と沙織お姉ちゃんが並んて座り、その正面に由美お姉ちゃんが座って会話が始まった。


3人で会話を楽しんでいると、沙織お姉ちゃんが思い出したように言う。

「そうだわ。薫ちゃん妹欲しく無い?由美ちゃんはもう1人の妹ね」

「え?う、うん」

「欲しい…かな?」

いきなり聞かれて困惑したけど、妹は欲しいので頷いた。由美お姉ちゃんも同じ気持ちだったのか頷いている。

「ふふ。よかったわ。この子のなんだけど、薫ちゃんと同じ様にオンナノコにしたいの。手伝ってくれる?」

お姉ちゃんは私達にスマートフォンの画面を見せてくる。そこには男だった時の私と同じような背の低い中性的な顔立ちの男の人を少し遠くから撮影した写真が表示されていた。それを見た私は背中に何かが走ったような感覚にとらわれる。正面にいる由美お姉ちゃんと目が合うと、自然に笑い合う。

「「うん!もちろんだよ。沙織お姉ちゃん」」

私と由美お姉ちゃんは笑顔で頷いた。



数ヶ月後…

私と由美お姉ちゃんの前には、由美お姉ちゃんが普段使っている下着を着せられ、眠っている男の人がいる。前に沙織お姉ちゃんに教育を手伝って欲しいと言われた男の人だ。

「う…」

「あ。起きたみたいだよ」

「そうだね」

私と由美お姉ちゃんの前で男の人がゆっくりと目を開けた。

「こ、ここは…?」

「私の部屋だよ」

今私達がいるのは私の部屋だ。

「え?」

「ねー。薫ちゃん。沙織お姉ちゃん達が来る前に私達だけでやろうよ」

「だめー」

困惑している男の人を置いて由美お姉ちゃんと話していると部屋のドアが開く。

「そうよ。由美。教育は私と沙織先生が来てからって言ったでしょ」

入ってきたのは女児服に身を包んだ女の人で、由美ちゃんのお母さんだ。今ではこの人も沙織お姉ちゃんの教育を受けて女子小学生になり、私の事も受け入れてくれている。私と由美お姉ちゃんと由美お姉ちゃんのお母さんは友達だ。

「またせたわね。早速この子の教育を始めましょうか」

由美お姉ちゃんのお母さんに続いて、沙織お姉ちゃんもはいってくる。

「一体…何が…?」

ますます困惑してる男の人を振り返り、私と由美お姉ちゃん。そして、由美お姉ちゃんのお母さんの3人で笑顔になり声を合わせて言う。

「「「私達が沙織お姉ちゃん(先生)と一緒に立派な女子小学生にしてあげるね!」」」

嫌だと絶叫する男の人に私達4人は笑って女児服を着せていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ある意味ホラーな気がする
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ