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追い付けない僕

作者: ラヴィ

ふと思い付いたので投票


軽い息抜きでどうぞ(そこまで期待しちゃいけないよ?)

 いつも先には君が居る。


 いくら頑張っても追い付けないで。


 得意な事でも君に負けて。


 僕が見ているあの子は君を見ている。


 なんでも出来る君と、中途半端な僕。


 女性じゃないけど、才色兼備って言葉がピッタリな君。


 そんな君と僕は住む世界が違った。


 だけど運命とは不思議な物で関わってしまった。


 出会いは今年の春、同じクラスになった君を見つけた時から始まった。


 なんでも出来ると噂を聞いた僕は、何故こんな所に居るんだろうと、不思議に思った。


 それに、きっと自信に満ち溢れた人なんだと思った。


 何かあったら面倒だと思って関わらないようにしていた。


 僕は目立たない仕事をしようとしたら、君も同じ仕事を選んだ。


 僕は驚いたよ、君はみんなをまとめるような事をすると思ったからね。


 そしたら君は言ったよね?


「あ、君やりたいの?じゃあ僕は他の仕事をやろうかな」ってさ。


 あの時、僕はなんて思ったっけ?あぁ、確か


『どうせなんでも出来るんだから、こんな簡単な仕事やんなくて良いだろ』ってね。


 正直あの頃僕は君が嫌いだったね。


 顔は良いし、頭も良い……何でも出来る君。


 だから僕は君が羨ましかったんだろうな……


 だけど君は悪い奴じゃなかったよ。


 むしろ良い奴だったよ。


 こんな僕と仲良くしてくれていて、みんなもまとめている。


 君は素晴らしい奴だね。


 こんな僕なんかじゃ勿体ないくらいの奴だね。


 もし良ければこれからも宜しくね。










 あ、だけど何でも出来る君は相変わらず嫌いだな。


 少しは欠点が合っても良いと思うんだよね?

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― 新着の感想 ―
[良い点] このお話はとても良くわかります。 全てが完璧って人にはまだ会ったことはありませんが、私がやりたいと思ったことの先には常に先を歩いている人がいて、追いつけないような気がしてとても悩んだことも…
2013/07/16 11:43 退会済み
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