表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

【盗】

「だーっ!やられた!」

悲鳴にも近い叫び声が辺りに響き渡った。

ここは、この星を治める帝王が居を構える城がある中心都市タクトダの街外れで、もう少し先に行くと下町の区域になる、そんな場所である。

下町区域は治安が悪く、常に何かしらの事件が起こっている所であるが、ここはそこから少し離れた場所だった為油断をしていたらしい。

叫び声をあげたのは17歳になったばかりの少年クウヤ。

誕生日に買ってもらったバイクが嬉しくて乗り回していた。

お腹が空いたからとバイクを降り、フードカウンターへと向かった。

そして、そのほんの一瞬で盗まれたのだった。

「チキショー!こんな街中まで盗みに来てんじゃねーよ!」

叫びながらバイクが持ち去られた方へと走った。

が、人間がバイクの早さに追い付けるわけもなく、盗まれたバイクをただ見送るだけだった。

「クッソー!何でオートロックかかんなかったんだよ!」

しばらく追いかけてはみたが、体力が尽きたところで座り込んだ。

そして、はぁはぁと息を切らしながらも呟いた。

「クッソー、ぜってー探しだしてやる・・・」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ