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ルミノックス ~夜明けが来る前に~

作者:しゅがべあ
一年中肌を焼き尽くすような暑さと、シャツが肌にへばりつく湿気のみが季節を支配している『昼』の世界。ただ、この暑さと少しだけ変な規則がある以外はなんの変哲もない世界だった。誰かに縛られるということもないし、どちらかというと自由にふるまえるそんな世界。

今年の八月で十五歳の誕生日を迎えるラブズ・ウィンゴにはいくつかの秘密があった。細かいことを挙げていけばキリがないが、絶対的に秘密は大きく区切って二つあった。

一つは、忌み名……前の世界の本名を『見ること』ができること。
そして二つ目は、その名前で相手を呼ぶと自分の意のままに支配できることだった。
前の世界の行いウィータによって、すべてが審判されたこの世界。
八月三十一日の誕生日を迎える、中三の夏休みにラブズは、一人の女の子と出会った。

『塩海』ではなく、本当の海を見に行こう。
それが、彼女との約束だった。
夏休みに追われて
2013/03/06 11:15
彼だけの秘密
2013/03/06 17:36
白い女の子
2013/03/07 07:47
瞳を逸らさないで
2013/03/07 11:55
愛らしい仕草
2013/03/07 22:48
苦痛
2013/03/11 12:05
好きです。
2013/03/12 14:41
漢の信条
2013/03/12 19:52
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