十二話
恭介は、海雲と名乗る男に手をにぎられつ瞬間視界が暗転した。
しかし、すぐに恭介の視界は開けてくる。
「何だここは……」
気づけば恭介はいつのまにかさっきいた入口付近のホールではなく国会議事堂のような場所にいた…しかも被告人の立つ場所に……
あたりは薄暗く恭介は、辺りを見渡した…自分の今の状況を把握する為に。
と、そこで恭介にスポットライトが照らされる。
すると恭介の取り囲むように配置された議席が【7席】用意されていて、それぞれ人影が見える。
影の一人が喋り出す。
「遂に、集まったな……」
声は40歳は超えていると思われる渋い声だった。
「こんな餓鬼がねぇ……見た感じまだ覚醒したばかりって感じだな!」
次の声は、女の子の声だっただが先ほどの声とは違ってまだ、幼さが伺える声をしていた。
「こらこらキーシアさん、彼はまだ覚醒したばかりの青年なのだからもう少し優しくしてあげないと」
今度は、優しそうな女性の声だった。どうやら恭介とは歳が近いようだ。
その女性の影は、小瓶のような物を腰たくさん携えている。
恭介を餓鬼呼ばわりした女の子はキーシアと呼ぶらしい。
「アリシアの天然バカが!!名前で呼ぶんじゃねぇよー!!正体ばれるだろうが!」
キーシアは自分の名前をいきなりカミングアウトしたアリシアという女性に怒っているようだった。
「貴様ら!!主君の前でだらしないとは思わんのか!!」
静かな、国会議事堂のような広い空間全体に女性の凛々しい声が響き渡る。
さっきの女性とは、正反対で凛々しい声の影が議席を叩いて立ち上がっていた。
声からするにこちらも恭介と同じ年代の女の子だと予想する恭介。
「シンディーこそ、その主君様の前でそんな大声出してしつれいなんじゃねぇか?」
キーシアはニヤニヤした顔で机を叩いていた女の子を見ながら言った。
そうすると机を叩いていた女の子のは赤面して恭介の方を向いてこういった。
「主君様…私はなんたる失態を…」
「主君…様?…」
女の子にいきなり主君様と呼ばれた経験がない恭介は首を捻る。
「主君様…私の事覚えていないのですか!?」
先ほどまで凛々しかった女の子は弱々しい声で恭介の近くまで来て恭介の服を掴んできた。
まるで子犬みたいだ。
しかも、スポットライトが照らされてる恭介の近くまで来た女の子の姿が現れる。
その姿は
髪は透き通る青色でその美しい髪は背中まで伸びていて肌はどこまでも白く美しいかったそして服装は騎士の様な甲冑を着ていた。
恭介は、目の前にいる女の子に心臓の鼓動が速くなるのをごまかすように女の子に質問を投げかける。
「あの…さ!さっきから君達が言ってる主君様って…なんと事なんですか?」
すると女の子は驚愕の表情を示す。
「やはり、まだ…記憶を受け継いでないのですね…」
「記憶…引き継ぐ?」
ふと、恭介の頭の中にあの時の、銀髪の女性を思い出す。
そこに、もう一人の影が近づいてくる。
「見た所…力は引き継いだみたいですけどね…といってもまだ未完成品…」
影がスポットライトの光によって姿があらわになる。
その姿は、白衣をゆるく着こなしていて目はやる気のなさそうな目をしていた。髪は恭介とは似ても似つかない濁った銀髪の女性で口には昔から大人気のネロニュルキャンディーがあった。見た感じ恭介よりも年上の印象
するとその女性は恭介に近づいていき口に入っているネロニュルキャンディーの棒を掴み取りそのまま恭介の口の中に差し込む。
「むぐっ!!…何するんですか!」
と、いいつつしっかりネロニュルキャンディーの味を堪能する恭介。
恭介
「間接キス程度で赤くなるな…主君様まだまだ子供だな…私はそのキャンディーの最初のあのネロニュル感が好きなだけだなんだよ…それがなくなったらただのゴミだ…あっ…私の名前はエルザだ…【別に覚えなくてもいいんだからね主君様…】…ツンデレてみた。男はこういうのが好きなんだろ主君様…」
とりあいず、目の前にいる白衣をゆるく着こなした女性はエルザというらしい…あとネロニュルキャンディーが大好きだということが分かった。
「お前達、そろそろ茶番はやめんか…本題にはいるとする…」
先ほどの、老人が語り始める
「七日元恭介…いや…主君殿…今から貴方様の在り方について会議行いたいと思います。」
一気にキャラが増えました。
でもまだこれからも増える予定です。
(−_−;)




