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0話 昔と今

あまり言葉としておかしな部分もあるかもしれませんがそこはご了承を…

燃える。燃える。馴染みのある町並みが今ただ燃えている。

家もなにもかもただ黙々と燃えている。

俺はその中を走り向かった。家族のいる家に。

メラメラ、パチパチと火の粉が腕や顔に当たるが今はそれそれど頃ではなっかた。

その日はたまたま日曜日であり俺はコンビニに行ってたら突然爆発が町で起こり次々に家々が燃えていくのを見て俺は驚いた。

その時は遠くに逃げた方がいいと思った。

だが家には両親とまだ小学2年生の妹がいるのであった。

俺は家族が心配になり今近所の家々を走っている。

だが見慣れた家々がただ燃えていた。俺は心で自分の家だけは燃えていないでくれと心から祈った。

だがそれはただの自分の願いであり実際は違った。

俺は立ち止まり前を見た。そこは他と変わらずただ何を求めて燃えているのか解らない感じに燃えていたのだから。

その時俺は何も声が出せなっかた。ただ燃えているだけの自分の家を見ながら。

けど俺の足は、俺の体は頭で考えるよりも先に動いた。あまり火が回っていない左側の庭に走りそのまま窓に肩から突っ込んだ。

けどまだ小学4年生の力では薄い窓であっても跳ね返されるだけである。

その時には玄関は完璧に火が回っていて数分もたたないうちにこの場所も燃えるペースで今燃えているのである。


「お母さん!お父さん!空!まだ中にいるなら返事してー!」


俺は喉が潰れそうなほど大声を出し家族を呼んだ。だが返事は変えてこず聞こえるのは消防士の人の必死な声とこの火事で混雑しながら非難している人の声しか返ってこなっかた。


ドォーン!!


玄関のほうから大きな音がした。俺が玄関にすぐ行くと燃え盛る炎の中から俺の家族が出てきたのである。


「傑!どうしてここに」


俺の父さんが聞いてきた。俺はキョトンとしながらもうれしかった家族がまだ生きていたことに。


「どうしてってみんなを探しに来たんだよ!」


父さんは母さんと空をつれて俺のとこまで来て俺の頭に手を置いて言ってきた。


「そうか、ありがとう傑。だけど今は避難するぞ傑」


俺は空と手を繋ぎながらひたすら走った。人ごみに紛れないようにみんなで手を取り合いながら走っていた。

けどその時恐怖感ともう一つ感情が俺の中で芽生えていた。

それは家族が無事だったという安心感があったのだ。けれどそんなものはすぐになくなった。

それは変わらず走り、走りと人ごみに流れを任せながらただ空の手と母さん手を持ちながら走っていた。

そしてあまり火が回っていない場所にまで来たときであった。

上からものすごい音がなったかと思うと今自分がいたところのまえあたりが急に光ったかと思うとものすごい爆発が起きた。

俺はとっさに空が離れないように抱きしめて目を瞑った。

そして気がついたときには回りにあった家がなくついいままで叫びが聞こえたほどの人ごみが無くなりみんな倒れこんでいた。

俺は生まれて初めて生の大量の血を見た。そして軽く立ち上がろうとしたら俺の背中に何かのっかていたのである。

体を回し見てみると俺は何もいえなっかた。

俺の背中には父さんと母さんが俺と空を守るように抱きついていたのである。

けれど二人とも背中が今まで見たこともない感じに抉られていて大量の血が出ていたのである。

俺はさっきまであった安心感が完璧になくなり恐怖心が絶望感に変わったのだった。

怖いと怖いと心のそこから思っていたら父さんが少し動いて顔を上げた。


「だい…じょうぶ…か、すぐる。そ…らもちゃんとい…いきて…い…るか?」


途切れ途切れも父さんが話しかけてきた。そして空のほうを少し見て気絶はしてるもののどこも怪我をしてないことを確認して父さんい言った。


「大丈夫、空は今は寝てるけどどこも怪我してないよ。でも父さんと母さんは大丈夫なの?」


笑いながら父さんは言ってきた。


「おま…えはよくや…った。ちゃんとそらをま…もろうとし…たのをとうさ…んはみた…ぞ。すぐるはほんとうに…えら…いな。もうとうさんもかあ…さんも…げん…かいだ、だからあにのお…まえがそら…をまもるんだ…ぞ」


血を口から吐きながらも父さんは笑いながら俺の頬を触りながら言ってきた。


「父さんは?父さんや母さんはどおするんだよ!助けを呼べばまだ助かるかも・・・」


俺はどうしてか声が出なくなり急に涙が出てきた。さっき見た2人の背中は明らか助かるものではない傷であったが俺はそれを信じたくはなかった。


「ふん、やっぱりおまえはや…さしんだよ。でもおとう…さんはそんなおま…えをほころらしくおもう…ぞ。だけど…そのやさし…さだけは、わすれ…るな。そしてそらをおまえ…がぜったいにまもるこのふ…たつがす…ぐる、おまえととうさんとのさいごでぜったいの…やくそく…だ・・・」


父さんは約束を言い終わると同時に俺に倒れこみ何も言わなくなった。どんなに話しかけても揺さぶってもなにも返ってはこなかった。

すると前には人らしきものが立っていた。よく見るとその人を中心に大きくはないがクレーターができていた。

見るからに解る。この爆発を起こしたのはあの人だとということが。

でも怖かった。ただ怖かった。俺を支えていた心の柱が全て崩れおびえる事しかできなかった。手は震え、足も震え体全体が震えてなにもできなかった。

できるとすれば前にいる不思議な人を見るだけである。その人はもう人には見えなかった。

体中は電流お帯びていて、両手には両刃ナイフらしきものを持っており今の俺にそいつは化け物にしか見えなかった。

そのひとは突然こちらを向いた。すると人の顔はフードであまり見えず口元がかすかに見えて体形からして男だとわかった。

そしてその男は軽く笑い体中から電流がでてその電流が大きく膨張し前が見えなくなり目があくようになったときにはその男はいなっかた。


だがそこで周りが真っ白になり俺は起き上がった。

そして今まで俺が夢を見ていたことにきずいた。

だがあれは本当に起きた出来事だ。

どうして今になってあの夢を見たのかはわからないが俺は今、少し怖かった。

あの日俺は両親を無くした。


あの6年前の大火災事件のせいで俺の両親は俺の目の前で死んだ。


あの事件は自然に起きたものではなく人が起こしたものだとあとから判明した。

だがあの火災は2つの町を焼き尽くすほどのものを一人の男がやったと判明した。

そしてその日火災があったその日9月6日に突如空からある石が世界中に落ちたらしい。

それは隕石ではなく未知の鉱物であるらしくそれに触れるてあるものと契約をかわすと不思議な力を使えるようになると科学者が言っていてそれを契約者とみんなは呼び始めた。

そしてあの日の火災を起こしたのは契約者だということがわかった。

あの時見た男は契約者だったのだ。

契約者は日本だけではなく世界中の国々から発見され世界中がパニックになりつらかったが世界中で3つの機関が作られたのだった。

1つ目アメリカにイーグルという契約者を研究、そして悪の契約者を倒す機関ができ今日本はアメリカのイーグルに色々と助けられている。

2つ目はロシアにある組織という機関だ。組織もアメリカ同様契約者の研究などをしている。

3つ目はイギリスにあるヨーロッパ連合という機関だ。あそこも他と変わらず契約者の研究などしている。

このように世界は大きな打撃お受けたもののこの3つの機関が世界の国々を動かしていると言っても間違えではない。

だがまだ契約者に関しては謎だらけなんである。


俺はベットから降りてベッドに座り直した。

まだ朝の4時なので誰も起きていないと見越してぼーぉと今までの出来事を考える事にした。

そしてさっきの説明の続きで

今の俺たちに両親はいなく6年前の火災で目の前で死んだのである。

そのあと俺と空は自衛隊に救助されてそのあとすぐにお父さんの妹さんに引き取ってもらった。

名前は橘きあらでまだ結婚はしておらず25歳の独身だ。

最初は金の問題を考えていたけどきあらは科学者でそこそこ地位が高いらしく金の問題はなかった。

俺たちは火災のあと転校はしたものの学校には通っている。

ちなみに今日も学校である。

ま、学校といっても小・中・高共に今の家に近く不便はない。

あるとしたら両親がいないぐらいだ。

まだあのときは空が小さかったからよかったが大きくるにつれ多分空もかなりつらいのかもしれない。

でも俺はあの時きあらが俺らを引き取ってくれたとき落ち込んでいた俺らにこう言ってくれた、「あなたたちの本当の親にはなれないけれど私があなたたちの義理でもいいから親になる」と、泣きながら俺らを抱き締めてくれたときはなんだかホッとした。

もう父さんたちとは会えないけど俺は決めた、約束をちゃんと守るために空を絶対に守ると。

だから願わくは俺が生きているなかでなにも起こらずにすんでほしい。

そうすれば俺も空もなにもなく平凡に過ごせるから……





けどまだその時の俺はなにも知らない。

6年前のあの日もう俺達の運命は平凡に暮らす運命ではなく冷酷で悲しい運命に絡めとられていることを。


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