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詩集:男性シンガー長いタイトル3

薄っぺらい情けを重ねてどうにか人間らしい厚みを得るんだ

作者: 歌川 詩季
掲載日:2026/03/10

「ひととしてのあたたかみに欠ける」と言われたことあります(笑)

 口先と顔色ひとつで

 骨まで折ってやるつもりはない

 算盤(そろばん)は常に損得勘定で

 はじかれるもんだし


 かといって

 つっぱった欲の皮の下

 血も涙も流れてないわけでもなくて

 茶番に浮かべた冷たい笑いには

 いくらも愛想を混じらせろ


 薄っぺらい情けを重ねてどうにか

 人間らしい厚みを得るんだ

 爪を立ててやればたやすく剥がれちまう

 そんなオチでも用意しといてくれないか



 小手先と声色(こわいろ)ふたつで

 身銭を切ってやるいわれはない

 善悪はときにその場の感情で

 測れずにいるけど


 ともすれば

 ついばんだ(えさ)(そで)の下

 割り喰わすにゃ後ろ暗さが邪魔をしてて

 砂丘(さきゅう)に沈めど渇いた笑いだけ

 なぜだろ愛想は尽きないが


 薄っぺらい情けを重ねて

 どうにか人間らしい厚みを得るんだ

 気にはかけてやれず すまんと()びてしまう

 こんなナリして意外に思うだろうけど

 自覚、自覚。



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
 薄情を重ね繕う厚化粧  厚顔無恥を覆う鉄面  きっとこれが社交の基本……。
 薄い情でも重ねて厚みが得られるほどの数があるならば。  ある意味情に厚いのではと思いますけどね。
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