#171 雑草粥なんて言わないで!
「次は七草粥大会!」
「いや…それはありえないですわ!」
「七草って決まってるんじゃないの?」
みなさんどうも、あのあとお雑煮が7日ぐらい続いてお腹がすいてないですが、七草粥に救われたい今日この頃でございます。しかし、七草粥にも戦争があり…?
「まず学食には入りませんね。」
「先に言われた!でも確かに学食向けじゃないよね。ひー、おつ!」
「佳奈に言われたくないよ!」
「まぁまぁ。で、七草粥って何入れるんだっけ?」
「とりあえず家にあったセリを入れるからね!」
「それ自家製なんですよ!絶対美味しいに決まってますわ!」
「あれ自家製なんだ…たまにみそ汁とかに入ってるから食べてたけどね…」
「次は…なす?」
「なすびなわけな…」
「色が出るから駄目だね…その代わり初夢に見れたらいいよねぇ…」
「それならぶりの塩漬けを…」
「それいつまで引っ張るの!ちーちゃんやめてよ~」
「普通に焼けばいいんですよ…美味しいんですから…」
「やっぱり海あり県の出身者は違うねぇ…」
「…マリアの出身地に海がないだけだろ!」
「でも山っていいですよね。海よりずっといい。」
「憧れる気持ち、わかるよ。」
「わからないです…何もわからないです!」
「むちむちむっちー…ってわかる人いないだろ!」
「1年に一回は出るんだね…このネタ…」
「仕方ないよ、好きなんだから。」
「ナズナ持ってきましたよ!」
「これ近所のぺんぺん草じゃないか!」
「…マリア、ナズナって知らない?」
「知らなかった…」
「さぁ、次の七草粥は…ごぼう、ニンジン、シイタケですか?」
「正解!」
「ひー!ちー!そんなのダメです!」
「納豆汁は作りますか?」
「本当にそれであってますか!?」
「山形なら当たり前!…私の友達はそうでした。」
「…みのりん…その手に持っているのは?」
「ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザですよ?」
「ところでぜんざいが美味しそうにできましたが…食べますか?」
「結花姉さん…それも地元でしょ!」
「みんな、佳奈が空気になってる…」
「いや、これは…これは紛れもなく…」
「スズナ!」
「カブじゃないか。」
「夢を壊さないでね…」
「間違いではないんだけどね…」
「あとは…コノシロ?」
「美味しい魚じゃないですか!飛翔さんまでボケないでください!」
「スズシロでしょ?」
「これぞ七草。」
「決まったー!…さぁあとは煮込んで…」
「…できた!さぁ…食べるぞ…!」
「甘!?え…ってこれぜんざい!」
「やっぱりぜんざいが美味しい季節ですよね。」
「七草粥はどこ行った!」
「あ、こっちにありますよ。食べてください。」
「…これ、結構苦いね。」
「雑草ですから。」
雑草粥と勝手に言わないで、これこそが七草粥のリアル。春の七草は覚えて帰ってくださいね。




