表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/83

#168 初詣


「やば、もう紅白じゃない!」

「紅白だからって蛍の光は流さないで!」

「ゆく年くる年…なら神楽阪の神社に行こう!」


みなさん今年一年はいかがでしたか?僕は何も変わらない一年でした。年が明ければテストが始まるというが、そんなの考えたことはなかった。テストがないから不思議だったが、実は年始になったということを初めて知ったのは、神社での事だった。


「今の鐘って何回目?」

「100回目ぐらいじゃないでしょうか。しかしここの神社も結構いますね。」

「そりゃ神楽阪だから…」

「ひーくん!あけおめ!」

「飛翔さん!こっちですよ!」

「雪とさくらじゃないか。あけましておめでとうございます!」

「明けましておめでとうです。さて甘酒でも行きましょう!」

「美味しいよね。なぜかこの時期になると飲みたくなるんだよね。」

「わかる。ところでひーくん、他のお連れ様は?」

「後ろでお参り中。僕もこの後するんだけど。」

「そうでしたか。なら飲みながら願いましょう!」

「…りますように。」

「なにを祈ったの?」

「うーん…家内安全?」

「まぁ、そんな感じだね。」

「飛翔さん、あけおめです!」

「あけましておめでとう。」

「あれ?この子たちは…」

「さくら、ちょっとそこで待っててね。」

「…実は、謝りたくて…」

「はっきり言って、君たちのやったことはひーくんが許しても、さくらは許してくれないと思うよ。」

「それはわかってます。だけど…いちおう形だけでも…」

「…許してもらえなくても、それは受け入れるつもりです。さくらにはとってもいやな思いをさせてしまった…それは変わらない事実ですから。」

「…夜晴ちゃんと美悠ちゃん…やっぱり来たんだね。どうしてここに?」

「さくらちゃん…その…いじめてしまって本当にごめんなさい。あなたのことが羨ましくて…つい…」

「その…私たちはもうかかわることはないと思うから。その方が…あなたにとって最も幸せだと思うから…」

「…そうなんだね。それだったらもういいよ。」

「あ…さくらがガチでキレてる。」

「…仕方ないよ。ずっといじめていたんだから。さくらは…あの子たちともうかかわりたくないという意思が伝わってきたよ。」

「そうなんだ…」

「てかひーくん、さくらちゃんと出会ったきっかけ、あの子たちを助けたことでしょ。」

「…ここに来た頃ね。帰りの道で罵声が聞こえたから見に行ったらいじめられていたのが見えて…いてもたってもいられずに殴ったんだ。」

「そっか。そういう正義感は転生前(むかし)と変わらないね。」

「いつも自然と体が動くんだ。」

「いいじゃん。その意気だよ。何事も変わらないのが一番いいんだよ。」

「そうだね。」


え…僕が祈ったこと…?世界に争いも何もなくなってすべて平和になりますように。かな…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ