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#167 そば作りの側で


「年越しです。」

「そば作ります。」

「具材はどうします?」


みなさんは年越しそばはどのタイミングで食べますか?僕は夕飯のタイミングで食べますね。この世界でもそんな感じですが…驚きはないみたいだ。


「今日の夕飯はそばですよ~」

「ラーメンですか?」

「佳奈、ちょっとこっちに。」

「ちーちゃん…何を…痛いっ!」

「耳を甘噛みしただけなのにな、そんなかわいい反応じゃちょっと興奮するじゃないか。」

「ちーちゃん、ダメだよ。いじめ反対。」

「ごめんって。佳奈、日本そばだぞ。」

「そっちか~自分の家はそば買えずにいつもチキンラーメンだったので。水があるだけで幸せでした。」

「何でもないことが幸せってことがあるんだね。」

「思えばちょうど1年前の話だけど…」

「ちょっと~ハーモニカ持ってきちゃうよ~」

「で、そばを打つんですけど、誰かやってみたい人います?」

「みんなにやらせればいいじゃない。僕はやるよ。」

「私も!マリアとちーちゃんはやるよね?」

「もちろんさ。」

「そりゃ食べたいからな。そば。」

「あとあずにゃんとミーシャは…もう引っ越しちゃったか。みのりん、そば打たない?」

「もちろん。」

「まずそば粉の調合はわたくしがやったのであとは水入れてこねて伸ばして色々するだけ。この中に自信ない人がいたらわたくしか…飛翔さんも教えられる?」

「まぁ、昔やったからね。僕でよければ。」

「ではわたくしか飛翔さんに聞いてください。では教えていきますよ。まず水を入れましょう。」

「一気でいいですか?」

「とりあえずやってみてください。」

「水が粉にすべていきわたるようにね。」

「いい感じです!」

「みのりんはセンスあるね。マリア…もしかしてやったことあるでしょ。」

「そうだね。そうだ、私が遥希か佳奈に教えようか?」

「助かります!」

「粒々が大きくなってる!」

「いい感じだよ!」

「そしたらまとめてよく練ってね!こしが強くなるから!」

「疲れた…」

「…うん、いい感じだよ。そしたら三角錐を作って!」

「これで空気を抜くのかな?」

「そんな感じですわ!そしたらつぶして空気を抜いてください!」

「そしたら次は延すんだよね。懐かしいな。」

「うにょーん…かわいい感じだね。」

「次はなんと畳んで切ります!」

「だだだ!」

「そばだ!」

「そしたらこれを…ゆでる!」

「つゆはどうしますか?」

「それは作っておいたよ。マリアの言うとおりに。」

「私のつゆ…どうかな?」

「へぇ~わさび、そば、つゆのバランスがよく…何より香りがいい。」

「実は出汁って重要なんだよ。素材の量や比率だけじゃなくて、産地や作り方も重要なんだ。でも一番は…その材料との相性かな。でも、ひーは理解していると思うから問題なさそうだけど。」


このそばを作っているうちに実は夜になっていたことを、今やっと知った。

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