#149 結末はどこへ
「じゃ、行ってくるね。」
「お気をつけて。」
「…美春、全て話すんだ!」
みなさんどうも、転生前の世界を走るのはこれが最後であって欲しい飛翔だ。さぁ、ここまでの話のおさらいをしよう。スピンオフ第2作、成田線冒険記の最後の方である。舞台は下総橘を少し出た頃。主催者の暢に見つかった。暢はみんなを殺す予定だった。そのため銚子のホテルに爆弾を仕掛けていたそうだ。実はこの案内人を集めたのは暢たちでみんな恨みや殺意を持っていたそうだ。そいつらを片付けて楽になろうとしたわけだ。ではなぜ僕たちが救うのか、もうわかるでしょ。この計画に、僕の兄が関わったからだ。僕の兄、怜は神崎聡…お父さんを殺した。実はあの名前が出てた時、父は既に殺されていたという事だ。そして生贄として水輝とあやめを誘った。そしたら智也と僕も来ることになりそうだからまとめて殺す…まさに自分勝手な内容だ。
「どうして…」
「痛い…」
怜と暢は僕たちを殺そうと襲った。殺したと見るとすぐに銚子の方に向かった。しかし、これも計画通り。佐原教授にも僕にも効かなかった。
「ふっ…」
「騙せましたね。」
「でも僕たちはこの世界にいられなくなった。こうなったら…美春に頼むしかないな。」
「このメールが届きますように。」
橘美春様
お疲れ様です。佐原壮介です。
僕たちはこの世界から居られなくなりました。なのでこの願いを叶えてほしいです。転生させて欲しい人は…
このあと、メール画面を見ていたら気を失った。気がつけばもう元の世界の大学の教室についていた。あとは佐原教授と2人で美春の様子を見ていた。あのあと美春は何回か僕たちに語りかけていたが、届くことは最後まで無かった。しかし、こうして帰ってこれているということはきっとこの勝負は勝ったと思う。
さて、ここまでが前日譚だ。そしてここで出会った子たちの中でどうしても行きたい人が来ることになった。個人的に安正さんはあそこで死ななければこの世界にいたのに…と思いながら会場に向かう。
「お久しぶりですね。」
「…どうしてここに。」
「いや、飛翔さん。私です。田澤由依です。ルーナのマスターです。」
「あ、びっくりしました。最近どうですか?」
「こっちはこっちで新しい子が来たんだけど…関係ないわよね。」
「それは何よりです…もしかして転生者の歓迎パーティーに?」
「そうなの!私も行くことになったの。あ、先日はかおりがお世話になったわね。式典が終わったらルーナに来てちょうだい。」
「では、一緒にいきましょうか。」
まさかスピンオフからの逆輸入、全部ご都合主義な世界だけど時々ご飯がある、そんな日常が好きです。




