#147 夢風鈴
「綺麗だね。」
「始まったね。」
「花火大会が…え!?」
みなさんどうも、花火って綺麗ですよね。この夏は花火大会に行きましたか?…あぁ、僕は拉致されました。理由なんて知る由もないです。
「ひーくん、この世界でも花火って綺麗なんだね。」
「そうだね…屋台で何か買えばよかったかな…」
「大丈夫よ。あとで買うから。」
「そうなのか…」
「次はナイアガラだ…」
「これが終わるとスターマインなのよね。」
「それフィナーレじゃないのか!?」
「そうなんだよね…」
「…そうだ!この後公園に行かない?」
「どうして?」
「まぁいいじゃない。」
「…付き合うか。」
「うん。」
「すみません!たこ焼きとお好み焼きの争奪戦には勝てたんですけど…」
「花火は見れませんでした!」
「…とりあえず駐車場に行こう。」
「で、花火は何万発だったんですか?」
「2万は越えてたわよね。」
「へぇ~大きいんですね。」
「…飛翔たち来てたのかい!」
「私の屋台に来てくださいよ…!」
「大家さんと雅さん!二人は焼きそばを焼いているのか…」
「そうだな!大湊名物の美味い焼きそばだ!」
「…そういえばまだ焼きそば買ってないですね。」
「そうね、6つください。」
「あいよ!1800モイ!」
「ちょうどね。ありがとう。持ってきな!」
「ふう…あと屋台と言えば何かしら。」
「雪はイカ焼き買ってるなぁ、僕は…そうだ、トルネードポテトを買おうかな。」
「あれ?ビショップじゃん。」
「トルネードポテト買うんだよね。…どうぞ、250モイよ。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
「生徒会も屋台でものを売るんだね。」
「確かに。」
「あ、もう駐車場に着いたの。」
「私が免許持っててよかった。」
「さくらったらすごいのよ。筆記も実技も一発合格なんだから。」
「しかもミニバン買っちゃいました。結構動きがいいので驚いています。」
「9人乗りのまぁまぁ大きい奴じゃない…あの子も乗せてあげたら?」
「そうですね。人が多い方がいいですしね。」
こうして駐車場にうずくまっていた女子を連れて神楽阪の公園に着いた。
「結局いつもの公園が落ち着くよね。」
「そうだね…ところで君は誰?」
「私は…夢川…」
「夢川奏!?それって…あの歌姫の…!?」
「こら…厄介なファンにバレますよ…」
「本物でしたか…へぇ…」
「まぁ、線香花火に火をつけましょ!」
「…どこか夏が終わる感じがするね。」
「夏の終わり〜」
「…懐かしいですね。昔ソロでカバーしたんですよ。」
「そうだったんだ…」
「…明日から新しい日常が始まるんだ。前を向いて頑張らないと。」
「そうだね!」
明日から高校は始まるけど…大学と学食はもう少しだけ休みます!




