#129 堕天使の会
「君たちが天使か。堕としてやろうか。」
「どうしてそんなことをする!」
「そうだな…」
みなさんどうも、飛翔です。とうとう天使を堕とす会の会長に会うことができた。戦いが今始まる…
「俺は宇島元章。堕天使の会の会長だ。」
「はっ!」
「初音さんよ…いい加減おとなしく仲良くしましょうや…」
「ふざけんじゃない!堕とすのは許さない。」
「なら佐々木空はなぜ堕ちてしまったんだ?」
「空か…あいつは自分から…」
「違うな。彼女は堕とされたと言っている。」
「そうか…では…その情報はいつ聞いた?」
「そ…それは…3週間前に…!」
「はい、嘘。」
「そうですよ!」
「宇島さん…空は3週間前私と話してるんだよ。堕ちた理由は…あいつが引きこもりだからだよ!」
「騙されなかったのか…」
「は…?俺は騙されたのか…」
「え…?」
「いやおかしいと思っていたんだよ。そいつ引きこもりで指名手配されているのになぜ急にそんなことを言うのかと思ってはいたんだよ。」
「…?」
「やっぱり省吾の嘘か。ごめんなさい。騙されてしまって。お詫びにみなさんの体力を回復させるので。」
「ちょっと待て!なぜこいつを殺さない!」
「省吾…天使を堕とす会と堕天使の会は同じ母体なんだよ。でも内容は全く違う。堕天使の会は堕天使の集まる会で天使を堕とす会は堕天使を作るための会である。これは間違いないが堕とす会には天使を無理やり堕とせって書いてあったか?」
「ない…けど堕とした方がいい!何なら殺してしまえば!」
「…この世界では無駄な殺傷を禁止している。そもそも省吾はなぜ堕とされたか知っているのか?」
「俺が人を殺したからでしょ?でも殺される人が悪いのでは?」
「無駄な殺傷で堕とされたと…見当違いも甚だしい。」
「それじゃあなんだよ!」
「お前は…たくさんの人を裏切りたくさんの人に手を出し、たくさんの人を悲しませた。確かにお前は何十人も人を殺したな。だがそのことを悪いと思わず他人に罪を擦り付けた。そして今も、自分の罪に向き合わずにいた結果…あの日、お前は大事な仲間を一瞬気に触れただけで殺してしまった。誰にも罪を擦り付けられないし、私も現場を見た。省吾、お前を堕としても変わらないんだな。」
「…変われないですから。辛くもないし癒しもいらない。認めてくれる人は一定数いるんだし、いいでしょ?」
「そうか。」
「仲間なんていらないです。俺は俺であるだけですから。なんで仲間が必要だったのですか?」
「…暴走すれば、自分でさえ止められない。だから仲間は必要なんだ。」
「くだらないな。」
まさかの会長も騙されていたパターン。つまり葵も騙されていたのか?そして原省吾はきっと戻らないのか…?




