#128 狙われた天使たち
「おはよう。よく眠れたか。」
「まぁまあですわ…」
「夢でトラウマばかり見てました…」
みなさんどうも、飛翔です。寝ても覚めても全く体力が回復しないので大変困っております。
「みんなおはよう、今日は調査を手伝ってくれ。」
「はい。」
こうして僕たちは天使を堕とす会の調査を始めた。体力には限りがあるため行けるところを一心不乱に探す。
「あれ?飛翔さんじゃないですか。最近学校来てないけど大丈夫なのですか?」
「サボり…じゃないよね。何かあったら言ってよ?」
すいせいと心美がいるとは…さすが西町。しかし、二人は足早に去っていく。結局何がしたかったんだろうか。と、二人がいた場所に一つの紙が落ちていたのに気づいた。何かの暗号みたいなのだろうか。と考えていると…
「飛翔さん。気が付きましたか?」
「…」
「やっぱり…飛翔さんは狙撃されましたわ!」
「そんな!…これ以上は戻らないのか…そういえば佳奈は?魅華子は?一緒にいなかったのか?」
「…二人とも目を離した隙に…」
「とりあえず探しに行くぞ。」
こうして佳奈たちを探した僕たち。しかし、この先に待ち受けていたのはとんでもない仕打ちだった。
「おやおや…お仲間さんたちも来たのか!」
「なんだ、お前は何がしたい。」
「俺は天使狙いの殺し屋、原省吾だ。」
「…お前か。また迷惑かけやがって…」
「いいだろう?だいたい飛翔くんは知ってるんじゃないか?俺のことを。」
「ふざけんな…あの時葵さんに止められたのではないのか!」
「ああ、あの時の。こんにちは。私がいつあなたの味方をしたのかしら。」
「え…」
「私が中にいろいろ仕込んだんだよ!チョロいなぁ!」
「ちょっと、どういうこと!?」
「私が体力を減らしてたの。場所も飛翔の腕に埋め込んだGPSで容易だったし…ねぇ、死んで?」
「…あなたにはわからないの?」
「うるさいんだよ変態野郎!」
「結花…乗せられるな…」
「葵さん、こんなの許しませんわ。こんなことして死んだら…うぅ…わたくしにとって死んだも同然ですわ…」
「そんなこと知らない。私は天使を殺す。それだけ。」
「…なら私は君たちを殺すだけだな。」
「殺してみろ。」
その瞬間、天使長のプライドで葵を瀕死にすることができた。しかし、大きな影が近づいていることに気づくことは知る由もなかった。
「俺はお前らを殺す。そのためだけに生きている。もとはといえば初音、お前が死ねばいいんだよ!俺はもともと同じ天使だった!たった一度の過ちでなぜ天使をやめなくてはいけない?俺はそんな大罪を犯したのか?」
知られざる原省吾の過去を知れたが、そんなことは関係ない。それよりも怖い影が後ろにいることをすぐに知ることになるだろう。




