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#127 少しだけ暖かい風が吹いた


「あのうどん美味しかったですね…」

「確かに。」

「最後の晩餐って感じで…」


みなさんこの場では初めましてだな。買い物担当を任せられた春日原魅華子と申す。以後お見知り置きを。さて、現在の状況だが、かなりまずい。まず遥希と美白はもう動けない。能力どころか身体の力が出ないからだ。次に飛翔だが、先ほど復活した。しかし、油断ができない。彼はいつ死ぬかわからないからだ。目を離せない。そして、飛翔を見ていた結花まで先ほどから力を抜かれている。残るは私と天使長の初音、遥希達の面倒を見ている佳奈の3人のみ。その中で私は動けるから買い物や色々外のことをやっているのだが…これもいつまで持つのだろうか…


「飛翔さん、あなたのことが1番好きですわ。今もその気持ちは変わりません。」

「結花…どうしたんだ?」

「あなたがいるだけで心がとっても幸せなんです。だから…わたくしが傷ついているところもあなたが傷つくことも見たくないんです。」

「そうか…」

「飛翔さんはわたくしのこと…どれぐらい好きですか?」

「…命より大切な天使(ひと)。僕がいなければ…幸せなんかじゃないね。僕は君が傷ついているところ、本当に見たくないし傷つけたやつを見つけたら…そいつは許さない。」

「ふふ…相思相愛ですね。」

「佳奈、僕のことは?」

「遥希…!1番好きに決まってるでしょ!嫌うわけないじゃない。」

「良かった。嫌いなんて言ってたらたぶん泣いてたよ。」

「ねぇ…私は?」

「美白ね。大好き。巫女になりたいという夢、ずっと応援してた。もうなれた?」

「うん。なれたよ。」

「美白、あの日案内してくれたところを見て一人前になったんだと…そう感じましたわ。」

「…あの時のこと覚えててくれてたんだ!ありがとう!」

「そろそろ…眠らないと…」

「…そうだね!明日には回復しないかな!」


こうしてみんなは寝静まってしまった。それほど体力を消耗してしまったんだな。さて、そのあと私と魅華子と佳奈は3人で今日の報告とこれからのことを話していた。


「魅華子、外の状況は。」

「追手らしき人3人、無傷で倒しました。」

「よし、でかしたぞ。佳奈…お疲れ様。たぶん今回復していると思うけど、朝まで監視しているように。」

「わかりました。」

「さて、私たちで食料を分けようか…佳奈、一応聞くがこの部屋の冷蔵庫と電子レンジは?」

「入口近くの棚です。」

「わかった。ありがとな。」

「…なぁ、佳奈。初音が優しくなってないか?」

「確かに…もしかしたら何かあったのかも。」


みんなに頼られるためにまず私が変わらねば。力を取り戻すために頑張りますか!

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