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#122 明日もし君が壊れても


「飛翔さん…?」

「はい…今日はもう学校行くから…」

「ダメですわ!わたくしも一緒に行きます。」


あ、メモがありましたわ。“みなさんどうも、最近眠れなかった飛翔です。今週も学食の日常が始まったから頑張らねばいけない。それに、あいつと話をつけないと…”いろいろと追い込まれてますわ。ここまでなると…今日は手伝いますわね。


「おはよう…」

「おはよう!…飛翔、元気がないわね。」

「そうですね…今日は休んだ方がいいですね。」

「…結花さん、いるのは気づいてるよ。」

「わ!…飛翔さんが心配で…ついてきてしまいました…」

「そう…結花さん、飛翔の代わりに学食を作ってくださる?」

「いいですよ。飛翔さんはどうすれば?」

「…人を呼ぶわ。メンタルケアを任せようかと。」

「そうですね…彼はかなり傷ついているみたいなので。」


そう言い残して飛翔さんは西町で降ろされましたわ。皆様ごきげんよう、わたくしはシェアハウスの大家で飛翔さんと同居している天使の楠結花でございますわ。この後わたくしは学食を作るために大学に向かったのですが、飛翔さんはというと…


「おきて。飛翔。」

「誰…?…本当に誰!?」

「私だぞ。天使長様だぞ。」

「なんだ初音さんか。急に仕事抜け出してどうしたんだ?」

「仕事よりも…君が大事で…」

「そうですか…」

「…やっぱり疲れたんでしょ。それに、親友につらいこと言って傷つけたかもしれないって…そう思うのは自由だが、会って話すべきではないだろうか?」

「でも…」

「でもってなんだ、飛翔には私がいるじゃないか。他にも、君の周りには素晴らしい仲間がたくさんいるじゃないか。さぁ、一歩踏み出そう。」


こうして僕は学校に行くことになった。ヤスにちゃんと伝えるんだ。そう意気込んで学食でバレないように日替わり定食を買った。


「…今の飛翔さんじゃなかったですか?」

「確かにいますわね。」

「…俺を呼んだのか?」

「ヤス、君はいったいどういうつもりなんだ!」

「そう怒んなって、だってあの時怖かったんだもん。異世界に行って殺されるのも嫌だし、そもそも俺がそんな助けられないって…」

「そんなのやってみないとわかんないだろ!」

「…は?吸い込まれてるの見て怖気づいちゃったんだから仕方ないだろ?それともなんだ?責任とれって?ふざけんなよ、責任なんて取らねぇよ!」

「いい加減にしろよ。お前何もわかってねぇんだよ。燈ちゃんは最後までお前が来るのを信じてた。真音も京子も…僕も…お前が手伝ってくれれば楽に解決できた。もしかしたらお前が救う話だってできたのかもしれないんだよ!…その希望を…どうして…」

「飛翔…そこまでなるなんて思わなかったんだ…ごめんなさい…」


謝罪の声が聞こえた。でも、今それは関係ない。彼が変われるかどうかはこれからだろう。

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