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#120 しゃぼん玉

相談してみた飛翔。このあと遊ぶことになり…


「元気出して」

「負けないで」

「…うん。」


みなさんどうも…飛翔がちょっと落ち込んでるので代わりに挨拶するゆりねでーす。今日の話は1人飲みしてた飛翔の悩みを解決した後の話です。ちなみに会計は飛翔が現金でしてたみたい。3人で6000…ふふ。ありがとうね。


「ところでこの後どこか行きます?」

「カラオケがボウリング…が加茂にあればいいんだけど。」

「…ないんですよね。」

「ないとなったら…うーん…」


僕たちは店を出てすぐの道端で考えていた。加茂には飲食店ぐらいしかなく何か暇を潰せる場所というのがなかった。だから学生は皆上天や西町といった電車一本で行ける繁華街に行くことになる。よってここは飲み屋街やコンビニしかない…基本的には。


「そうだ、ドンキ・ホ一テに行こうよ。」

「…いわゆるドンキでしょ。」

「行きましょうか…」


そういえば駅の近所にドンキができたのを思い出した。いろいろなものが売っているそうだが行ったことがなかった。


「へぇ~…まるでジャングルみたいだわ。」

「でしょ?でしょ?」

「道に迷わないかな…」

「大丈夫!私についてきて!」


そうやってお菓子や飲み物やおもちゃを買っていった。これで4000…10000あった金はなくなった…まぁいいか。


「…お金はまた明日配られるよ!」

「確かにこの世界ではそうだけど…」

「結構買っちゃったわね…どうしようかしら。」

「すいせいさんの家でも借ります?」

「ダメよ。人の家を勝手に荒らさない。」

「うーん…なら近くの公園に行こうよ!」


こうして僕たちは10分ぐらい歩いて公園に着いた。噴水や小川があり、まるで心のオアシスに来たかのような空間が広がっていた。


「着いたわ。ここがおすすめの場所よ。」

「うん…綺麗だね…」

「改めまして、飛翔お疲れ様。今日は突然ごめんなさい。」

「私たち…飛翔が落ち込んだり泣いたりしてるの見たくないの。でも…」

「いいよ。今日はありがとう。」

「うん!」

「…でも、その親友とは一度話し合うべきだわ。」

「そうだね…」


時間はもう夕方になりそうだった。僕たちが買ったお菓子はあと少しで食べきるところだったが、そんなことはお構いなしにいたずらに買ったシャボン玉を吹いていた。


「淋々と泣きながらはじけてとんだけど」

「急にどうしたのでしょうか…」

「まぁ…歌わせてあげて。」

「いくつのシャボン玉を打ち上げるのだろう…」

「…そうだ。この空に向かって叫びましょうか。」

「そうね。みんな、行くわよ。」


“ずっと、ずっと、ずっと一緒だから!”


「ふふふ、なんか青春だね。」

「このような青春、シャボン玉のようにはじけないようにしないとね。」


今日はちょっといい日だった。一人で抱え込むだけじゃ何もうまくいかないけど誰かに話せばどうにかなるのかな…

シャボン玉とんだ。悩みを乗せてとんだ。空まで飛んで、壊れて消えた。悩みもシャボン玉と同じ。いつかは消えるのだから。

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