出会い
初めて小説を書くのでおかしなとこだらけだと思いますが、日々精進中なので、多めに見てくれると嬉しいです。
この話はかなり現実的な物語なので面白くないと感じる人もいるかもしれませんが、お許しください。
新学年。ピンクと白の混じった桜が咲き誇り、だれもが心を踊らす時期だ。
僕、「黒崎 楓」はとうとう中学3年生になったのだ。
初めて入った教室は2年生のときに元3年がいなくなった分、生徒が掃除していたのでホコリ1つも見当たらなかった。
新担任の声がひびく
「皆さん初めまして。まずはみんなに自己紹介をしてもらいます。」
出席番号順に自己紹介が始まり、一人一人自己紹介していく。一人が自己紹介をする度、だんだん風が強まり、淡いピンクの桜がサラサラと音を鳴らす。
僕の番だ。教壇の前に立つと、さっきまで見えなかったホコリがまっていた。風はもっと勢いを増し、桜を大きく動かしている。勇気を振り絞った
「く、黒崎 楓です。アニメとゲームが好きで放送部に所属してます。仲良くしてくれると嬉しいです。よろしくお願いします。」
自己紹介を終えると、風がやみ、桜の音も聞こえなくなっていた。僕はホッとして席についた。
みんなの自己紹介が終わると、学級の仕事の班決めに入った。僕は相変わらずの整美委員。これで4学期連続だ。しかし、新学年の新クラスで知らないメンツが仕事仲間で何を話せば良いか分からず頭が真っ白になった。
「…とりあえず、仕事の分担を決めようか。どうする?こう、『てくてくてく』って毎日の仕事分担をずらす?」
正直、『てくてくてく』は自分もよくわからない擬音だった。本当に頭が真っ白で動揺して出た擬音なのだ。
「『てくてくてく』ってなんか変な擬音だね。歩いてない?」
そう言って笑ったのは、学級委員謙整備班の「水谷 羽音」だった。
「いや、自分でも謎な擬音使った…(笑)」
羽音さんのおかげで肩の力が抜けた。さっきよりも会話が多くなり、仕事配分がにぎやかに進んだ。そこに新たな声が加わる。
「羽音さんお待たせ。どこまで進んだ?」
新たな声の正体は同じ整備班の「白石 ゆずは」だった。今までトイレに言ってて、話し合いに参加できていなかったのだ。
「ゆずはちゃん、今仕事の役割分担してたんだけど、こんな感じになってる。ゆずはちゃんはこれで良い?」
「私は別これで良いよ。あんたもこれで良いでしょ?」
「え、あ、うん」
急に聞かれてドキッとした。思わず、平凡な返事をしてしまった。
「これ、羽音さんが全部決めたの?」
ゆずはさんが聞く。
「いや、仕事分担は、黒崎のおかげで決まった」
「へぇ、黒崎あんた結構頼りになるじゃん。」
ゆずはさんは僕に向かって言った
「あ、ありがとう」
また、平凡な返事をしてしまった。
整美は僕と、羽音さんと、ゆずはさんを含む5人で、残り2人は顔見知りで性格もよくわかっていたので、僕は羽音さんとゆずはさんの性格が知りたかった。
ゆずはさんも羽音さんも明るく、にぎやかな人だった。僕もどちらかと言うと、明るい性格なので、早く打ち解けて、たくさん話したかった。
「終わったら暇だね。」
「ね。誰か面白い問題とか、お話とかない?」
羽音さんとゆずはさんが言ったことにすかさず返事をした。
「僕、引っ掛け問題結構知ってるから良かったらやる?」
ようやく自分から、声を出せた。みんなの性格が分かったから、不安がほぐれ、口を動かしやすくなったのだ。
「それ、良いね❗出して」
ゆずはさんが期待の眼差しを向けた。僕はすぐさま問題をいくつかだし、整美班のメンバーが、その答えを真剣に考えて導き出した答えを口にだした。
「あ~、なるほど。あんた結構面白いね❗」
ゆずはさんがそう言った。
「ね、次の問題も出して❗楽しみ」
羽音さんも楽しんでる様子だった。
こうして、新学年になって、すぐに新たな友達が出来た。ふと外を見ると、桜が少し色濃くなっていた。
いかがでしたか?第一話は登場人物とか、設定とかの紹介なので、まだ平和に作りました。
恋愛系つくるにあたって、結構したいこといっぱいなので、今、いろいろ迷ってます(笑)
このストーリーにでてくる登場人物やお話はすべてフィクションです。現実の世界と関係はありません。