1-6 モテモテ!?誰のこと?
お店のみんなと休憩中におしゃべりをしています。
「・・・オーナー、モテモテですね。」
嵐のような親子が店を去っていったあと、従業員にはこのようなことを言われてしまった。
「ん?モテモテって・・・何のこと?」
夏樹くんにそう言われても、何のことだかわからず思わず聞き返してしまった。
しかし、聞き返した瞬間、近くにいた従業員たちからは凄い顔をして見られてしまった。
「オーナー!!本気で言ってるんですか!?」
「誰が見たって、栗木さんも朝飛くんも由利さんに好意を寄せているじゃないですか!!」
「で・・・オーナーはどちらを選ぶんですか!?」
他の従業員の子たちにも詰め寄られて、私はその凄みにアタフタしてしまった。
「だ・・・だって、二人とも店の常連さんだし・・・そんな目で見たことないよ」
私が、そう答えるとみんなが呆れた顔をして溜息をついた。
「まさか・・・美人で仕事もできて性格もいいオーナーに、こんな弱点があったなんて・・・。」
「二人が気の毒すぎます!」
「じゃあ、この際だから朝飛くんと栗木さんのどちらが由利さんを落とすのか賭けでもしましょうか(笑)」
「あ、賛成!もちろん私は栗木さんね(笑)」
「ちょ・・・ちょっと皆して・・・。」
そして、あれよあれよという間に朝飛くんと栗木様のどちらが私の心を射止めるのか、店のみんなで賭けをしていた。
由利と店のみんなとは、とっても仲良しです。
由利は誰にでも優しいので、みんなからとても慕われています。