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2話

「おい!本当にこのあたりに、ドローテを見かけたのか?」


革鎧を着た赤髪の短髪の男が片手剣で藪をかき分けながら、後ろにいたフードをかぶった狩人に言った。


「オレは火薬岩がドローテに飲み込まれたのを見た。もしいなくてもこの森の薬草を取る依頼は達成できるんだから文句言うなよ」


フードはそう言うと倒れて朽ち始めた木の周りを探す。


「おっあったぞ!コレで薬草の依頼は達成したぞ。後はドローテだけか」


フードはそう言って周りをキョロキョロすると木の皮が一部剥げてるのを見つけた。


「おい気を付けろよ、もしかしたら木にスライム張り付いてるかも」


「んなもん、お前に言われる前に気づいてるわ!」


みろこれ!と言わんばかりに特殊な袋に詰めたスライムを見せた。


「おー大量、大量。」


そう言うたわいない話をしていると、赤髪の男がとつぜん目の前から消えた。


「はっ?おいアカどこいった!?こんな所でふざけんなよ」


フードの男はアカが消えた場所に走って向かって行き目を見開いた。


「なんだ、コレは穴?アカ!?」


その穴の中には30センチほどの木の棒で作られた杭が乱立しており、アカの目を貫通しており、素人目でも即死なのは分かった。


「なんで、こんな所に罠が!前来たときはこんな罠とかなかったはずだ!」


フードの男が半狂乱になっていると、突然目の前が暗くなった。


「もがっ!」


そしてそのままフードの男は窒息死してしまった。


(ふー、始めて人を殺したけどなんにも感じなかったな。)


罠を仕掛けたのも、上から覆いかぶさってフードを殺したのもすべてこの主人公がした事で穴を掘ったのは、地面を取り込んで作り杭も少しづつ取り込み作った物で、最後は木の上からフードの男を取り込んで体内に入れただけである。


【レベルが上がりました。鑑定がレベルアップ、新たに得得するスキルを2つ選んで下さい。 打撃防御 猛毒 強固なる泥】


(おっ一気にレベルアップして増えた、人って経験値多いんだな。鑑定は使えるのかな?)


【猛毒←自分の体を毒化させる事ができる。打撃防御←殴られても気持ち少なめ核が傷つきずらい 強固なる泥←体の泥を固くする事ができ石とおんなじ硬さになる 】


(あ~とりあえず、強固なる泥と猛毒とるか。強固なる泥である程度は防御できるだろうし)


【不明は、鑑定2 猛毒 強固なる泥 を会得した】


(よし、コレで攻撃面は強くなった。)


次に赤髪の男を取り込んだ際は、レベルアップの声は聞こえなかった。


(ウ~ン、鑑定のレベル上がったけど、何が変わったんだろ?とりあえず自分を鑑定してみるか)


【名前:不明 種族:ドローテNEW スキル:鑑定2 猛毒 強固なる泥】


(あー?なんか自分の種族のところにNEWって文字があるな、なんだこれ)


【名前:不明 種族:ドローテ ドローテの泥は美肌によく100グラムで1000万円ほどするのででよく乱獲されるので絶滅危惧種一歩手前】


(ふぁ!?だから自分の事を探しまくってたのか!てか絶滅一歩手前って保護しろよ!)


主人公はこの森を離れて他の良い所を探すか、この森で細々暮らすかを考えすぎて、後ろから来る手に気づかなかった。

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