18話
ホムンクルスもどきにそう言われた主人公は、考え少しでもマシな話をしようと思ったが、目の前で首をかしげながら目をつぶって少しでも思い出そうとしているホムンクルスもどきを見て真実を話すことにした。
まず施設はダンジョン化していて、ラルフの死体も腐敗していて白骨化していた事と、この空間の事を考えると10年以上は明らかにたっていた。
その事を聞いたホムンクルスもどきは驚愕しつつもどこかで分かっていたようで、少し悲しそうな顔をしつつ主人公の顔を撫でた。
「やはりそうですか。ラルフ様がいればこの施設はこんな事になりませんし、まもる君も反応する訳がないですよね。」
主人公は戦うことになるかと身構えたが、ホムンクルスもどきはラルフ様の顔認識機能で攻撃はできない事を伝え、中身は違うが主人公に従う事を伝えた。
(そういえば顔認識機能が付いてるのになぜ、自分はまもる君におそわれたのだ?)
「それは簡単です。まもる君は顔認識ではなく魔力認識で動いているのですから。我々ホムンクルスはお客様のお顔を覚えて接客するように設定されてますのでホムンクルスに攻撃されることはほぼ無いかと」
主人公はなるほどなぁーと腕を組みながら頷きながら通路を歩いていると




