15話
多分だけど修整はできたかな?
(えっ!?何された?)
「あの機体は【守るくん】と言います。射出されてるのはゴム弾で陶器を割るほどの威力があるのでご注意下さい」
(ちょっとそれは過剰防衛じゃないですか?)
「いえ、この先は重要区画になっていまして、このレベルの警備は当然でございます。ラルフ様ご武運を」
空を飛んでいる守るくんに丈夫な糸を羽に絡めようと糸を出したが避けられゴム弾の応酬を受け、避けるために左右に動くが、守るくんは連射して主人公の動きを止めようとした。
(やばいぞコレ、勝ち筋を見つけないと、削り殺される)
主人公には痛みを感じる器官が無いため冷静に考えるが、段々と体が削れていくため焦りを感じ始めた。
「ラルフ様、お助けできず本当に申し訳ありません。」
そう言ってホムンクルスもどきは、申し訳のない顔をして頭を深く下げた。
(気にしないで下さい。なんか弱点とか無いんですか?)
「弱点ですか?それなら守るくんは室内用に作られてるために水には弱く、軽量タイプですので重さと飛ぶための羽も室内なので材質的に柔らかくしていて脆いです。」
(なるほど、でも室内だから雨は無いし羽を狙うにも素早くてよけられるしどうするか)




