表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
花束を持って、君と  作者: 雲雀ヶ丘高校文芸部
28/436

1話アフター

「部長、今日は何しますか?」

「そうだね。いつものようにランニングしてから、種目別にタイムとっていこうか」

 私は部室の真ん中にあるテーブルにうつ伏せている。お尻を乗せたパイプ椅子がぐらぐらしている。そして、ただぼぉ〜と目の前でやり取りする二人を見ている。

 真央さんが私に勝利した事で部室が広くなった。彼女の希望が部室だった事と、同時に彼女が入部するという事で新たに造られた部室棟の一室を使用することになった。

 真央さんは初日からあっという間に皆に溶け込んで、部長とも仲良くなり今では皆の練習プランを作成してくれる。他の部員も前より活きいきとして、彼女を中心に、熱心に練習に打ち込むようになった。私だけが時の狭間に取り残されたように、実感がないまま数日が過ぎていった。今や私より馴染んで主導権を握っている真央さんは楽しそうで、対して私は抜け殻みたいになっている。




 ──どうしてこうなった?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ