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花束を持って、君と  作者: 雲雀ヶ丘高校文芸部
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5話-15

「チョコちゃん、悪魔ばっかりだよ!」

「そうなんですよね。大道芸関係者が悪魔推しなので、十二支にも悪魔がいればよかったのに」

 鈴森さんが頭悪そうな事を云ってる。その割にお手玉──フットバッグを一度も落としてないどころかバリエーションを増やしている。

「それは私も分かりませんが、このデビルスティックは少し思い入れがあるんです」

 チョコちゃんは大事そうにデビルスティックを見つめて、その表面を撫でた。「実はこれ私のなんですよ。手作りです」

「えっ! そうなの!?」

 よく見ると確かに市販品とは違う感じがする。作りも単純だし、カラーも地味というか。

「作り方は簡単なんです。棒っきれにタイヤのゴムを巻きつけるだけ。昔、公園である人に作り方を教えていただいたんです」

 チョコちゃんはそう云って何処か遠くを見る様に目を細めた。そして小学生の頃、夏休みに起こったある出来事を話してくれた──。

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