おめでとう!少女はもふもふに進化した!(謎) パート2
ミリタリーと擬人化が好きな僕が本気でオリジナル戦艦を作るとこうなる。
「世界で唯一の戦艦かもね。」
神様。一体僕はどうすればいいのでしょうか・・・・?
聞いたところで、案の定返答はなかった。
「まあまあ。そんな慌てることじゃないって。」
「だって、世界で唯一なんて・・コミュ障の僕にはハードルうなぎ上りじゃん・・。」
「大丈夫。みんな優しい人たちだから。」
うん?みんな?
みんなってことは僕はどこかに連れていかれる感じ?
「うん。一応行くのは私が所属してる軍かな。管轄海域だし。」
軍・・
ああそうだよね。僕は軍に連れていかれるに決まってるよね・・。貴重な艦だもんね・・。
世界で5隻目の艦である僕が軍に連れていかれるなんてことを考えると、落ち込まずにはいられなかった。
「も~大丈夫だって~。会えばわかるよ。」
む~・・。まあ自分じゃどうしようもないし、信じるとするか・・
「それより、君の艤装をテストしない?」
「艤装?」
某戦艦擬人化ゲーでよく聞いたことのあるあれ?
難しそうだけど・・
「自分の体と一緒なんだから、すぐに慣れる慣れる♪」
本当かねー。
「それに楽しいと思うよ?君は航空戦艦型みたいだから、艦砲も使えて、戦闘機も飛ばせるんだから。」
戦闘機かー
確かにそれは楽しそうかも。
「ふふっ。じゃあ決まり!とりあえず自分の装備を思い浮かべてみて。」
思い浮かべる・・思い浮かべる・・
チキチキ
・・あれ、なぜか自然と自分の装備が細かく想像できる・・
ブンッ
ギイーーン
「・・・・おおっ!!」
「出たー!!!!わーーーい!!」
・・なんか本人よりもはしゃいでいらっしゃいますけど。
でもほんとに出た。なんか感動するなー
僕の艤装。中が青く光るリング状の金属が腕についてる・・ていうかちょっと浮いてる。でも腕を動かすとちゃんとついてくる。あと背中にカタパルトが2つ。そのカタパルトがついてる平たい長方形の黒い金属物体から右と左にアームが伸びて、その中間と先っぽに32cm連装砲が接続されていた。そしてスカートを一周するように現れた赤と灰色の円状の物に魚雷発射管と、腰の横あたりににミサイル発射機が取り付けられている。後は艤装全体と足についた一部の右舷と左舷に高射砲やら機関砲がついてる感じかな。あよく見るとしっぽにも何か未来的なレール状の物がついてるね。
・・・・はい?
僕今何を見ました・・?
・・・・・・し・・っ・・ぽ・・・?
「わああああ!!?」
「わ!?どうしたの!?」
「しっぽおぉおおぉお!??!?」
「ああ、しっぽね。」
いやいやなんでそんな冷静!?しっぽだよ!?自分の意志でフリフリ動くしっぽだよ!?
「・・・・自分の耳触ってみて。」
耳?耳が何・・・
そうやって手を伸ばしてみると、
・・手は頭上に向かって伸びていた。
「あ、あれ。僕の耳こんな頭の上にあったっけ・・」
モフ
・・うん。だいたいわかってたけど、
けも耳だった。
「何なんですかこれぇ・・」
まずしっぽ。めちゃんこ大きい。
足まで届くぐらいの長さで、狐みたいに太くてもふもふしてる。
耳は・・見えぬ。以上。ただF-42曰くちょっと大きめらしい。
ぬいぐるみ化してるなあ・・。
とそこへ、一向に進まない艤装テストに話を戻したF-42が話しかけてきた。
「ねえねえ。航空機飛ばしてみて」
そうだすっかり忘れてた。
僕には戦闘機がついてるんだった。
「・・・でもどうやって飛ばすの・・?」
当たり前ながら、自分の戦闘機なんて飛ばしたことなんかない。
「空母仲間から聞いたんだけど、最初は飛行マニュアルを使って、慣れると自分の腕のように自由に飛ばせるらしいよ。」
飛行マニュアル?どっかにあったような・・・
自分のメモリー内を検索する。
このメモリーっていうのも、記憶とかじゃなくて、ちゃんと保存できるメモリーが存在する。今そのメモリー内を検索してる最中だけど・・
「あった!」
「お~~!!でかした!!それで?どんなの?」
んーーとまずは、
「飛行制御システムと航空機の点検。航空用装備のシミュレート、あといろいろてんやわんや・・・」
思ってたよりめんどいな・・
挿絵描きたいのにデジタル画材がない。欲しい。 青嵐ちゃんの艤装とかオリキャラ描いてやりたああい。