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蒼き海の底から

どうも。知ってる人はこんにちは。初めましての方は初めまして。紫月うぷ(しづきうぷ)といいます。戦艦擬人化物なのに、なぜか日常ほのぼの系。理由は僕が書きたいから。ほかの作品とは一味違った一品になっていると思います。

・・・・・・・・


・・・<・・・・・>・・・



(ふふ・・そうか・・・だから君はここへ来たんだね・・?)


(・・・・僕は・・・もう・・何でもいい・・・僕は、誰にも必要とされてないんだから・・)



(・・・)

(ふふふ、それじゃあ君を送ってあげよう・・・・・)






(君を必要としている世界へ・・・)





                       *



チュンチュン


う・・ん


チュチュン


むくっ


「・・・・え、あれ?、ここどこ・・?」


鳥のさえずりで目を覚まし、体を起こす。

そして目の先に広がるのは青い空、青い海。・・・・だけど、何が問題かって、僕はこの景色に全く見覚えがない。

・・・・というか、ここに至るまでの経緯が全く思い出せない。


(あれ?ほんとに思い出せない・・。なんで?)


もしかして記憶喪失とか?

う~ん・・・・・・

やめた。思いだせないものはだせないし、きっとそのうち思い出すはず。

それより、自分の体をたしかめよ。怪我とかしてないかな?

で、体見てみたわけだけど・・


「・・・うわあああああ!!!?」


え!?うわ!?え!?

何がどうとかじゃないけど、

体が・・


女子みたいになってる・・・?


いやみたいじゃなく、まんまだこれ。

どうなってんの・・

声もなんか高くて萌え声的になってるし、

ああ、僕のイケヴォ(チョモランマ並みに盛った)はどこへ・・・

あまりにも困惑して、気絶しそう。

目が覚めたら性別変わってんだからもおおおおお・・・・・


(・・まず僕男だっけ?)


記憶がないけど、なんとなく男だったっていう感じはする。なんでだろ。

それと服もなんか変なんだけど。上はパーカーなんだけど、模様とかスカートについてるフリフリとか、どことなく装飾がパンクっぽい。

よしよし。まだ状況がつかめたじゃないけど、自分のことはなんとなく分かった。

あとは・・ここがどこかってことだよね。


(僕が最初に寝てたのはこの砂浜か・・さらっと見た感じ、周りに建物か何かの瓦礫がれきがあるから都会ってわけじゃなさそう。それ以外には・・・・森と果てしなく広がる海だけ、っと。)


・・え?これだけ?

ここで一人暮らさなきゃいけないかもしれないのに、これだけ・・?

え~!?何この詰みゲー!!何にもないのにどうしろとーー・・

なんて地面に倒れて空を見上げていると、


<こちらエルカ第3海上航空隊所属F-42。応答願います!>


「うぇええ!?」


いきなり頭の中に声が響いて起き上がる。


<あ、つながった。君の所属部隊は?>


(うわああ!なにこれ!?なにこれ!?お化け!?)


<いやお化けじゃなくてF-42だって!あ、もうすぐ着くよ>


も、もうすぐ着く?


ゴォォォォォォ


え、何この音?


ッゴオオ!!!


「せ、戦闘機!?」


そう、僕の頭上を高速で戦闘機が通過していったのだ


<え、だからF-42って・・・あもしかして天然の新造艦の子?>


え、え?何?新造艦!?


<とりあえず着陸したいからそこのちょっと開けてるところに障害物がないか確認してくれる?>


「え、えと、特にないです・・?」


<それじゃあ着陸するねー>


「っ!?滑走路じゃないんですけどーー・・・・あれ?」


なんか・・・戦闘機が垂直に下りてくるんだけど・・


<うん。F-42はVTOL(垂直離着陸機)だからね♪>


うう・・もうなんかわけわかんない・・


ゴゴン


そして、その戦闘機が着陸する。


カチチチチ!

カシン!


て、うわ!?なんか変形しだした!

で、出てきたのが・・

女の子なんですがそれは・・


「初めまして。さっきも言ったけど、私はエルカ第3海上航空隊所属のF-42戦闘機だよ」


あ、さっきの人の声だ。


「まず、きみは起きたらここにいたの?」


「あ、はい。えと、どういう・・」


「じゃあやっぱり新造艦かな。」


戸惑う僕をよそに一人で納得し始める。


「あの、ここはどこなんですか?僕は何でここに・・」


「一つずつ説明するね。とりあえず座ろ。」


そう言って、少しまとまった瓦礫の一部に正座する。

まあ戦闘機が変形した女子だけど、ここまで丁寧に説明しようとしてくれてるし、いい人なのかな・・?


すっ。


とりあえず僕も座ることにする。


「それじゃあ、まずこの世界だね。」


この世界?

僕は別の世界から来たっていうの?


「詳しくはわからないけど、多分そうだよ。それでこの世界は・・戦艦とか戦闘機とかが擬人化してるんだ。」


・・・ワンモアプリーズ


「戦艦とか戦闘機とかが擬人化してるんだ。」


・・What?


「信じられないのも分かるよ。だけど事実なんだよね。それと夢でもないからー」


・・・っ


「自分のほっぺそんなにつねるのやめたげて?(汗」


はっへ、ゆへはっへはふひんふりゅにはほうふるひははいひゃん!(訳:だって、夢だって確認するにはこうするしかないじゃん!)にぎぎぎぎ・・


「夢じゃないって~。あとね、もう一つ驚くと思うけど、・・話進まないから言っちゃう。」


「こ、これ以上何がっ!?」


身構える僕を落ち着けるためか、一息ついて話し出した。



「君も擬人化してるよ?」



・・・・

は~~~~いいいいい???

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