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とても薄暗く、ジメジメとした地下室で男女4人が蝋燭一本の光を中心に座っていた
「憎しみが足りないですね。」
「嫉妬も足りないね。」
「怨みも追加だな。」
各々が第一印象を話し合う
「想定外ですね。周りの奴等が、良い感じに彼を救って守っている。」
中でもリーダーの女が、恨めしそうに顔を歪める。
「どうするんだ?計画はあるのか?」
そこに筋骨隆々の男がリーダーへ問い掛ける
「あるわ。憎しみや嫉妬が足りないなら、生み出せば良いのよ。」
「生み出す?言うのは簡単だが、どうするんだ?」
ここに来て、リーダーの女は歪めていた顔を、誰が見ても悪いことを考えてる顔になった。
「他人の憎しみや嫉妬を使うわ。」
悲劇が始まる