因果応報?
次の話の導入です
夜、とある大国の街。その路地裏で奇妙な殺人事件が起きた。それはすぐさま連続殺人事件へと発展し、その一連の事件の特徴から、犯人はチェアマンと呼ばれるようになった。今宵も犠牲者が一人。
「なあ、いつもお前が誰かにさせてきたような表情をしてるのはなんでだ?」
「すまなかった。やめてくれ…頼む、見逃してくれッ」
「すまなかった?見逃してくれ?イヒッ、イヒャハハハハ!言う奴がちげえ。冗談言ってるんだよな。そうに違いない。もう気付いてるだろ?」
命乞いをする男は身体中に傷があるが、不思議と出血は少ない。どうやら連続殺人犯はいたぶっているようだ。
「わかってる、もう悪いことしねえ、だから許してくれ、チェアマン!」
「チェアマン?ああ、オレにどこぞのバカがつけた名前か。だが気に入った!面白い、オレにお似合いだ。だからわかってるな?」
男はどこかに引きずられていった。
明朝、男の死体が発見された。男はテーブルの上に身体中をナイフで刺されて固定されている。大量の血が床に流れ、さながら赤いカーペットのようだった。テーブルのそばには一脚の椅子と、その上に口が裂けたクマのぬいぐるみと手紙が置かれていた。
〜ハッ、仕事しろよ、サボり騎士ども!犯罪者に仕事とられちゃ笑い話にもならんぜ!〜
「ン〜つまらん!つまらんぞ!この街のクソどもも粗方ぶっ殺してやった。極上のクソもいねえ、つまらん街だ!もっとマシなクソがいるところはねえもんか」
自身が作り上げた惨劇に卒倒するものがいた中、チェアマンは毎夜殺人を行なっているとは思えない、朗らかな表情で街の外を歩いていた。
次なる標的を求めて。
「そういえば、神国なんてのがあったな。1%の聖人と、あとは権力と金が欲しいだけのクソどもで上層部が構成されてる…。決まりだ」
彼は近くにあった木の陰に入ったところで、突然消えてしまった。その手段はわからない。ただし、どこに行ったのかは明らかだった。
その日の夜から神国で殺人事件が発生した。やはり、その事件はチェアマンの演出がなされたものだった。
〜わかってるな、クズども?せいぜいオレを恐れながら待ってな!役立たずなバカと一緒によ!〜
狂気が足りない




