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願いをかなえたまえの無駄遣い  作者: たのみこむこ
3/12

ビューン、ガッ


数日後……。


【願いを言え】


また合鍵持ちの照れ屋さんだ。


「あの、いちいち光って飛ぶのやめて、お金は腐るほどあるから良いんだけどさ」


--一東京に1001人がすぐに住める家を買ったわけで、それはもう苦労した、とにかく1000体の(略)なのだ--


【作者は、ほんまには厳しいのだ】


「というわけで、部屋の中を飛ぶのをやめてほしいわけよ、なんか高級なやつとかいっぱい置いてあるし、お前らだけの部屋作ってやろうか?」


私はアホだった。

…そうじゃん、そうすりゃ良かったんじゃんか……


「あの、私たちの部屋は別に遠慮しなくていいんです」


違う。邪魔なんだ。

あー、でも勝手な行動しやがるからな……


「まぁいい、とにかく発光するな、飛ぶな」


「でも、何ていうか、アイデンティティみたいな、あ、それよりもなんかアクションがないと、ビシッとしまらないというか……」


「じゃあ、うーん、飛ぶのやめて、少し光ってもいいから」


「このぐらいですか?」


キセノンライトぐらい発光した。


「キツイな」


「じゃあ……えっと」


ろうそくの灯りぐらい、ぼやっとした。


「わかりづらいな、極端すぎる」


「あ、いいのがあります!」


「ほぅ?」


「光るのがダメなら、飛ぶのはどうですか!」


「それをやめて欲しいわけなんですよ」


「うーん……」


発光の具合については、翌日に持ち越しになった。



ベッドの中で思った。


あいつ、都合悪いと願い叶えてくれねぇな……



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