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願いをかなえたまえの無駄遣い  作者: たのみこむこ
2/12

システム

【願いを言え……】


人形の1体が声をかけてきた。


「あれ、ニワトリになるんじゃないの?」


「いや、あれは気分で…………初めてだったし……」

と、コイツは頬を桃色にそめた。


私は、特に何の感情も抱かず、訊ねた。


「願っていいの?」


「はい……」


やめてくれ、女子感出すのを。


「じゃあさ、未確認飛行物体てきなあれは?近くで見てみたいなぁ」


「はい……」


すると、コイツは、いそいそと地下足袋を履き出ていった。


5分後。


カチャカチャと鍵の開く音。


お前が合鍵のやつか。





…………うん。


いいね。好きだよこれ。


カップ焼きそばね。


今日の昼食を買ってきてくれた。




そして、1体で勝手に光って、ビュン、ガッ、とした。


他のは、はっとして、半分位のやつらがビュンビュンビュン、ガッガッガッ、とした。


慌ててまた1体が飛んだが、1人でタイミング悪くやっちまった感で気まずくなった。



後のは出遅れたようで、なんかしょんぼりしていた。



はぁ、次の願いはもう決めた。



《ナンデヤネーンノ、ピラルクオイシー》



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