05 スカートじゃパンツは隠せません!
初めてブクマと点数が付きました!
テンション上がってます!
評価はまだ誰もしてないですが、待ってマスよ?
バイト行く前に書いてみました!
大体1話に2、3時間で書き終わるのでw
五歳になった。
ポンコツ天使のせいでサポートキャラにはいまだに会えない。
てか、そんな話あったっけ?五年も前だから記憶があいまいになってきた・・・
獣人の世界で五歳が、人間でいう成人に相当する年齢だ。
俺の黒髪と黒い眼は、獣人では珍しいので、結構注目される。
しかしながら、身長は170くらいで止まってしまった・・・
話が違うじゃないか!
ただ、見た目はおそらく美青年?ではないかと自負してる。
ナルシとかじゃないよ!
だって、最近外を歩けば同い年くらいの女性から、色気むんむんのお姉さんまで、
俺に声をかけてくるし・・・
「そこのお兄さん。イイことしない?」
こんな感じで、初めて声を掛けられたときは胸が躍ったね。
俺の頭の中で、喜舞花が咲き乱れました!
帰宅してからもその興奮は納まらず踊ったね。
その姿をみたチルナが痛い子を見るような目で見てたけど関係ない。
てか、あなたの子供だよ?
育てたあんたの責任だからね!
「お兄様、どこ行くの?」
今年で三歳になる妹のミーナは、見た目は人間でいう14歳くらいに感じられる。
セミロングの赤い髪は、元日本人の俺から見れば、子供らしくない・・・
癖が強い髪のため毎日セットに時間をかけているようだ。
最近は「お兄様のような、ストレートならよかったのに・・・」
って鏡の前でぼやく姿をよく見かける。
俺にめっちゃ懐いていて、いつも後ろについてくる。
「ラティアのとこだよ?」
ミーナの顔が少し暗くなった。
今日はラティア、チルナ(母さん)と一緒に獣化魔法の練習をする予定だ。
今年で五歳になる村の成獣人は来月の祭りで獣化を披露するのが通例なので、
それまでに覚えなければならない。
簡単な部分的身体強化は今の俺でもできるが、全身を獣にしたことはないので
今日はチルナからそのコツを教わろうと思っている。
ちなみに獣人はこの獣化以外には魔法を覚えていない。
そもそも覚える気がないようだ。
高い身体能力をさらに魔法で強化できるため
大抵のことは己の身一つで可能だからだ。
「ミーナも来るか?」
「う・・うん」
俺は、ミーナを連れてラティアの家に向かうことにした。
チルナは家事が終わった後で合流する。
今のミーナは、俺の手を体全体で抱きながら歩いている。
正直、歩き難い。
だが、俺は振りほどくなんて愚かなな真似はしない。
前に何気なく振りほどいたら、大泣きしたからね・・・
おかげでジキルとチルナの二人から大目玉を食らったのは記憶に新しい。
「お兄様?」ニコニコ
「ん?なんだ?」
「何でもない、テヘヘ」
何だよ!この可愛い生き物!
妹なのに、俺は一線を越えてしまいたいと思ってしまった。
三歳だよ?いいの?って考えたやつは馬鹿ね!
だって獣人でいえば三歳は第二次性徴の時期ですから!つまりJC!
思春期少女特有の未発達ながらもあと数年後には
きっと脂肪という名の夢が、その胸の中に実るんだろうな・・・
俺自身も期待に胸が膨らむが、
そろそろシスコン疑惑が浮上しそうなのでやめておこう。
おっと、いつの間にかラティアの家に着いていた。
コンコン
「ラティア~!」
「今行くから少し待ってー」
ガチャっ
「ごめんね、待たせて。」
「ラティア~!」
「何してるの?ライ君?」
「ラティア~!まだー?」
「ねえ?ここにいるよ?」
「ラティア~!早く来いよー!」
「ライ君・・・怒るよ?」ゴゴゴッ
「いやいや、ただのジョークじゃないか」
「ライ君の冗談は全っ然!面白くないね!
はっきり言って、つまんない!」
「いや、そこまではっきり言うなよ!」
「だってホントのことだもん」
なに「もん」とか言ってんの?かわいいと思ってんのかねぇ・・・ったく!
まあ、アリかナシかで聞かれればLOVEだけど。
それにしても、ラティアも雰囲気変わったよなあ。
ハーフアップの髪なんか手入れが行き届いていて、近づくといい匂いするし、
服や小物に至るまで気を使っていて、
育ちのいいお嬢様みたいだな。見た目だけは!
お、今日はスカートか・・・では・・
ピラッ
なんだ、白か。ッチ、純情ぶりやがって!
もっと色気あるやつ履けよ。10点!
かああああ///
「ライ君、何してんの?」ゴゴゴゴゴッ
「そうですお兄様!ラティアさんではなく私にしてください!」
思ってもないとこから援護射撃が俺を射抜く。
「何って・・・持ち物検査?
危険なものを隠し持ってるかもしれないし」
「ライ君、怒るよ?早くスカートから手を放して。
あと、ミーナちゃんは落ち着こうね」
「放したら怒らない?」
「・・・」
どうやら、放しても怒る気らしい。仕方ない。
ミーナ、少し待っててくれ。
俺はスカートから手を放いして、静かに膝をつく。
さあどんと来い!
うん、そのまま、正座の体勢で三十分ほど説教されました。
てっきり、ミーナが助け舟を出してくれると思ったのに、
ラティアと一緒に説教してきた。
「お兄様は、私がいますのにいつもラティア様にちょっかいをだして・・・(略)」
「ライ君はいつも私にエッチなことを・・・(略)」
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ふぅ・・・やっと終わった。
「じゃあ、気を取り直して魔法を練習しに行こ!」
ラティアが俺の手を握って歩き出した。
「むっ」タタッ
ヒシッ!
「うわっ」
ミーナが空いていた方の手に勢いよく抱き着いてきた。
心なしかさっきよりも力が強い気が・・・
予定より少し遅れての三人で仲良く?練習場所に向かうのだった。
今日、バイト終わりに疲れていなければ
また、投稿します!