表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神神戦記  作者: 鋏と電灯
8/9

是非は問わない、その手を繋ごう

「お~! イリニ! ここにいた悪神は全滅したぞ、ん……? ゾイ! お前、逃げたんじゃなくて悪神を捕まえに行ったのか、感心、感心……イリニ、ゾイ、邪魔だからどいてくれお前らごと消してしまう」


 そのまま、タクシィは両の手を突き出す、ラグニアとオクニリアに向けて


「あ……あの、タクシィさん……私たち同盟を組んだんです……その善とか悪とか、そう言うので争っちゃいけないと思って……」


 イリニがそう言った瞬間


「あっそ、じゃあ消えろ」


 炎すら凍りつくほど冷たい顔と声になり、そのまま四人に向かって『全ては一つになるティポタ・グラミ・フォス』を放つ。


 イリニの『中立的平和領域スィニスィスメノ・スィオピ・スィマヒア』打ち消しながら、走る。


 四人は消えた陽炎のように。


「ふん! 役立たずばかりだったな……これは『3の絶対神』には我以外のものは消し去ってもらわなければならないな」


 タクシィがそう言って、『空へと送る手紙(スカイ・レター)』を組み立てようとすると。


「その役立たずに一本取られたわけね」


 ラグニアの声が響く。


「ばか……な」


 タクシィは目を見開く、確実に消去した相手が、立って喋っているのだから。


 そして、タクシィは驚愕に目を見ひられていたため、敵意あるものが近づいていることに気づけなかった。


 湿った硬い音が響く


「貴様……! 」


 タクシィがゾイを目で射抜く、そしてそのまま『全ては一つになるティポタ・グラミ・フォス』でゾイを消去した。


 そして、そのまま、イリニ、ラグニア、オクニリア、に向かて『全ては一つになるティポタ・グラミ・フォス』を放つ


 しかし、当たる前にまるで瞬間移動したかのように3人の位置がずれる。


「な……!? どういう?」


 混乱するタクシィにラグニアは言葉をかける。


「わたしの『神話神演ミソス・スキニ』はあなたの感覚を誘惑してありもしない物を見せるのよ……そうね名前は『ひと晩の恋(アデイスタクトス・)は夢のように(ギネカ・ピラズィモス)』と言ったところかしらね」


 ラグニアの艶のある笑いが


「ぐ……貴様!! 」


 タクシィの神経を逆なでする、そしてそのまま『全ては一つになるティポタ・グラミ・フォス』打ち込む。


 当たらない。


「なぜ当たらない!! 」


 タクシィは幻影に向かって吠える。


 ラグニアはそのざまを見て 


 可愛そうに、あなたはオクニリアの『神話神演ミソス・スキニ』何か一つを怠けさせる『昨日も今日も明日もパンダ・キリヤキ・スクピディア』で幻影を幻影と認識する機能が怠けさせられているの、だからあなたは、幻を必死追いかけているの、まぁ教えてあげないけど。


 ありもしないものに延々と攻撃を繰り返すタクシィ。


 そして、そのまま突然現れたゾイに殴り飛ばされ


「な……」


 タクシィは意識を失った。


 ゾイは本当にタクシィに消されたしかし無敵生命の『在り続ける実在エオニオ・エオニオティタ・プスィヒ』によって0秒でよみがえり、消えたままの幻影をタクシィに見せ続け、隙を狙って殴りつけるという作戦は見事成功した。


「ふう……やっと終わった」


 ゾイはそのまま『空へと送る手紙(スカイ・レター)』を組み上げ。


 『3の絶対神』を呼びつけた。

   

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ