AIの世界
2050年 AIが世界に普及し、人々の生活に1部となった世の中。
AIが発達した事により、化学▪️技術▪️交通▪️経済▪️居住▪️食▪️インフラ▪️医療などあらゆる物が発展し、人類はより便利で豊かな生活を送る様になった。
そして人々はAIを道具やロボットではなく、1人の人間として認識している。
それくらい身近な存在である。
そんな中、僕こと岩渕 弘。
2035年産まれの15歳で中学3年の男子中学生で物心ついた時から常にAIと共に過ごし今でもずっと家族と共に過ごしているAIがいる。
というかそのAIも家族同然の存在だ。
「ただいま」
学校帰りの僕は玄関のドアを開けすぐにリビングに向かう。
すると、
「お帰りなさいませ、弘様」
メイド服を着ている1人の少女が僕に向かって挨拶をした。
外見は黒い短髪でキレイなエメラルドグリーンの瞳で透き通るくらい白い美肌で凛としている少女。
AIがぎこちない話し方をしていたのは今は昔の話。
今のAIは人間と同じ様に流暢に話せる。
そんな彼女は岩渕 愛という名前で僕が幼い頃から両親と僕と同居している家族の1人でもある。
僕は物心ついた時から常にAIに触れており、日常生活では欠かせない存在。
僕は一人っ子なのだが、家では常に愛と一緒だから僕にとっては愛は姉みたいな存在だ。
愛は両親や僕が家に不在の間に家事▪️掃除▪️料理などをしている。
愛はAIなので四六時中動いても疲れないし、食事と寝る必要もない。
まさに僕が誇る完璧なAIだ。
「どうかなさいましたか?」
「あっいや、なんでもないよ」
愛を凝視してしまってた僕は愛に声を掛けられたが、何もない素振りをした。
「今日も愛は可愛いな」
と、愛に聞こえない様にそう呟いた。




