表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/20

人間もすなる短歌というものをロボットもしてみんとてするなり【その他_詞】

ジャンル:その他_詩

タイトル:人間もすなる短歌というものをロボットもしてみんとてするなり

https://ncode.syosetu.com/n2015ip/


◇作品紹介◇


【第64回 人間もすなる短歌というものをロボットもしてみんとてするなりコンテスト 結果発表】


 今回も惑星・準惑星・衛星の各地より、たくさんのご応募をいただきましたこと、まことに感謝いたします。第64回というのはロボット的には大変にキリの良い数字(0x40)で、いわば節目のコンテストであります。そのため様々なメディアで取り上げていただき、量子通信ネットワーク上でも大きな話題となっておりました。


 ぜひ皆様も、今回受賞した素晴らしい短歌の数々をお楽しみください。


【投稿日】2024/1/20

【URL】https://ncode.syosetu.com/n2015ip/

(シリーズの「まさかミケ猫 全ジャンル傑作選集」リンクから全ジャンル踏破企画の全作品を辿れます)

※以下、作品のネタバレを含みます


 みなさんこんにちは、特に何も意識せずに文章を書き殴ると、シュールなSFっぽい何かが出来上がります。まさかミケ猫です。


 今回はいよいよ、当初からドキドキしていた【その他_詞】ジャンルの作品になります。構想があったとはいえ、六十四首の短歌を絞り出すのはすごく苦労しました。が、そのかいあって楽しい作品が作れたなと思います。


◆発想のきっかけ◆


 全ジャンル踏破企画の開始前から構想はありました。というか、これを思いついたことがキッカケで「あ、全ジャンル何かしら書けるかも」と思ったのが、この企画自体を見切り発車で走り始めた理由の一つなので……満を持して、という感じではありますかね。


 私はどうもセンスで勝負するタイプの創作者ではないみたいなので、詩を書く人ってすげぇと思って(読むのは大好き)いたんですよね。

 でもまぁ、ロボット短歌なら私も行けるかなぁと思って。ふと思いついて、ロボット短歌を四つくらいサラッと書けた段階でノリノリになってたんですよ。これはいけるって。


 それでざっくり構想だけメモに残して、全ジャンル踏破企画を走り始めたのですが……ははははは、めちゃくちゃ苦労しました……。


◆こだわりポイント◆


 実は世界観についてはかなり掘り下げて考えてます。というか、書いてる内に勝手にどんどん掘り下がっていきました。ここで全てを語ってしまうのももったいないので、いつか何かの作品で流用したいと考えておりますが。


 例えば、簡単に居住可能な星についてだけ語らせてもらうと、


・地球に残っているのは富裕層の人々でけっこう優雅な生活を送っております。風流な趣味を楽しむ人が多く、人もロボも比較的穏やかに暮らしています。


・月は一時期は移住先として流行りだったのですが、火星の環境が整うと人間は一気にそちらに流れて、今では寂しい星になってしまっています。


・火星には中流、下流階層の人間が多く暮らしており、地球よりも貧乏な人が多い反面、人情のようなものも地球より強い土地柄です。


・金星は、地球から見ると火星の反対側(太陽の周囲を回る公転軌道の内側)にあり、主に地球の富裕層をターゲットにしたリゾート、カジノなどで栄えています。煌びやかな反面、治安が悪く人もロボもちょっと心が荒んでしまっています。


・火星の外側にある小惑星帯の準惑星〈ケレス〉は、資源採掘用の基地として整備されており、少数の人間とたくさんのロボットが数多の小惑星から金属資源などを採掘しています。


・小惑星帯の外側にある木星は、周囲を巡る衛星の環境を開拓している新天地です。地球の人はあまり興味を持っていないのですが、火星に暮らす人々は新天地ロマンを求めて移住したりしています。また、地球の富裕層が金星のカジノで遊んでいるのがめちゃくちゃ羨ましい火星の人は、木星の衛星〈カリスト〉を同じようなリゾート星にしようと企んでます。


 という、ざっくり粗々な感じの世界観を頭に思い描きながら、短歌をこねくり回していました。ロボットの仕組みや、結婚率・出生数・人間工場の話とかを始めると本当に長くなってしまうので、いつか同じ世界で物語に仕立てていきたいと思います。


◆苦労したポイント◆


 いやぁ……地味に大変でした。短歌を絞り出すのに相当時間を食いましたね。


 当初から64個出すのは決めてたんですよ。ロボットの扱いやすいキリのいい作品数にすることは最初から考えていて、32は甘えだし、128だと多すぎるので、64が最適だろうなと。

 それで、これくらい書けばいいだろと思って数えたらまだ20個、もう絞り出せないよと思って数えたら40個。半べそをかきながらどうにか絞り出してまだ50個、無の心で55個、半笑いで60個。風呂場にこもって……それでようやく64個、といった具合です。本当に大変でした。


 気がつけば、当初は地球・月・火星だけだった居住可能惑星がどんどんと開拓されていき、ブラックな短歌ばかり考える時もあれば、夫婦モノばかり出てくる時も、恋をテーマに絞り出した時もありました。動物型ロボットにも短歌を書かせたり。


 で、それをベースに上から目線で選考委員をやる段階になって。

 好みの短歌を10首選び出し、その中のベストを最優秀に選んで。あとはGoogleスプレッドシートで佳作の作品をランダムに並べ替えることで、読んだ時の作品傾向がバラバラになるように小細工をしましたかね。


 講評を書いているときの私は、たぶんかなりやり切ったドヤ顔をしていたと思います。いやぁ、よく頑張ったなぁ。


◆「詩」の魅力◆


 詞っていいですよね。

 心地の良い音のリズムと綺麗な言葉で、読む人の心にダイレクトに届くもの。本当にどんなものを書いても自由だと思いますが、人類は古い時代からたくさんの詞を紡いできましたし、これからも様々な詩が生まれると思います。


 現実世界をベースにしても良いですし、生き物やなんかを擬人化しても良いです。今回のように世界観をいろんな視点から浮き彫りにするのもアリだと思います。

 ぜひ皆さんも、心の中の柔らかいものだったり、楽しいものだったり、そういうものを詩という形で表現してみてはいかがでしょうか。楽しいと思いますよ。


★次回予告★


 というわけで、今回も次に執筆する作品のジャンルを抽選で選び、フィーリングでタイトルだけ決めて執筆していきたいと思います。


 なにせ詩を乗り越えたのでね。あとはもう、何が来てもそれなりのモノが書けるんじゃないかと思いますよ。大丈夫大丈夫。

 ジャンル一覧を眺めてみても……歴史と推理からは、ちょっと目をそらしつつ……まぁね。SF系はガッツリ残っていますから。むしろ早い段階で来てくれればやりやすかったんだけどなぁ。あー、あとはそろそろ魔法を書かせてください。ハイファンですよハイファン。


 というわけで頼みますよ、小説の神様。今度こそ信じてますからね。ルーレット、スタート!


 ドゥルルルルルルルルル……。

 テンテケテンテン、テンテケテンテン。

 ジャン!


●ジャンル→【恋愛_現実世界】


 おぉぉぉぉぉぉぉ!

 これは良いんじゃないですか?


 いや、ファンタジーではなかったですけれど。これは比較的書きやすいというか、自由度の高いジャンルが来たのではないでしょうか。


 つまり現実世界を舞台に、キュンキュンする恋模様をみなさまにお届けすると。

 難点としては、やはり人気ジャンルなので目の肥えている読者さまが多いという点でしょうか。期待しているキュンキュンをしっかりと提供しつつ、それでいて数多の作品に埋もれないような独自性も持たせて、ストーリーとしても面白いものを提供する。


 なるほどなぁ……こうして改めて考えると、難しいジャンルではあると思います。でも、ここまで来たら、走るしかないでしょう。


 私は【恋愛_現実世界】ジャンルのキュンキュンする傑作を書いてきます!(ドーン)


 さてと……あ、タイトル? どうしよう……後で考えるんじゃダメですか? え? 企画ルール? あぁぁぁぁ……うーん。分かりました。コレにしましょう。


【NEXT】

ジャンル:恋愛_現実世界

タイトル:強面悪魔と人形姫の超絶ラブラブ高校生活

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ