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帝国議会を破壊せよ!【文芸_アクション】

ジャンル:文芸_アクション

タイトル:帝国議会を破壊せよ!

https://ncode.syosetu.com/n9865io/

◇作品紹介◇


――帝国議会を破壊せよ!


 物騒なスローガンと共に上半身むき出しのマッチョたちが、精力的なデモ活動を行っている帝都。ニュース番組では連日のように彼ら「真・大和男児連合」の主張を取り上げて、大和帝国政府の弱腰外交を非難していた。


 一方で、ロック歌手を夢見る高校生・京極福太郎はそんなニュースを全く気にすることなく、祖父の京極熊之介がやっている古武術道場の庭でギターをかき鳴らしていた。


「福太郎なんてクソダセェ名前付けやがってェェェェェアアアアアアアアアア~~♪」

「くくく、下手クソなロックだなァ」


 ジャカジャカジャカジャカ、ジャン。

 福太郎のギターに合わせ、毎日楽しそうに古武術の型を繰り返す熊之介もまた、物騒なニュースのことなど何も考えずに過ごしていたのだが――。


 ある日、そんな彼らのもとに、政府からの使いを名乗る謎の女性が現れる。


「京極殿。真・大和男児連合の手から帝国議会を……大和の秩序を守るために、どうか手を貸していただきたい」


【投稿日】2024/1/13

【URL】https://ncode.syosetu.com/n9865io/

(シリーズの「まさかミケ猫 全ジャンル傑作選集」リンクから全ジャンル踏破企画の全作品を辿れます)

※以下、作品のネタバレを含みます


 みなさんこんにちは、めちゃくちゃ強い爺さん婆さんが活き活きと活躍するシーンが大好物です。まさかミケ猫です。


 今回は「文芸_アクション」ということで、せっかくなのでファンタジーやSFなんかの要素を極力除いた形で、純粋に超格好いいアクション作品を作ってみようと思いました。爺さんが強すぎてファンタジーだろと言われたらそれはそうなんですけどね。やっぱりアクションは書いていて気持ちがいいなぁと思いました。


◆発想のきっかけ◆


 タイトルについてはホントもう完全に言葉のインパクトのみで考えました。そうですね……〇〇を〇〇したい/しなさい/するな、みたいな形のタイトルって、目的語と動詞の組み合わせにギャップがあるほどインパクトが出たりするじゃないですか。


 それで、今回はアクションなので「破壊せよ」を先に決めて、目的語は絶対に破壊しちゃダメなものということで国会とかかなと思いまして、架空国家「大和帝国」の帝国議会を持ってきたわけです。

 そこから内容を考えていって、「帝国議会の破壊を狙うマッチョたち相手に戦う話にしよう」とか「あぁ、アクションなら格好いい爺さんがバチバチに戦うやつが描きたいなぁ」とか思って、作品の構想を練っていった感じです。


 爺さんと一緒にダブル主役の一翼を担ってもらった孫の福太郎についても、設定時点よりだいぶコミカルなキャラになってくれましたが、彼に望んでいた役割を存分に果たしてくれたと思っています。二人とも熱くてサイコーに格好良かったですよね。


◆こだわりポイント◆


 アクションなので、やっぱり戦闘描写をいかに格好良く描いていくのかって点は頑張ってみました。

 文章の緩急はこういうアクション要素のある作品にこそ大事な要素だと思うのですが、じっくり描くところと、スピード感をもって事態が推移していくところの描き分けは目的意識を持ってやりましたかね。あとは誰の目線からどんな言葉でどう描くのが最も格好いいか……そういう点に気をつけてみたつもりです。


 なので一人称で主観的に描くよりも、三人称で俯瞰的に描きたいなと当初から思っていて、カメラのアングルをグリグリと動かしながらとにかく格好良く描こうと心がけたって感じでしょうか。

 ある場面は熊之介から、ある場面は浦出から、ある場面は福太郎から、ある場面はTVのカメラマンから……その時々で一番映える魅せ方をしたくて試行錯誤していった感じです。


 そんな描きたいシーン起点に、じゃあ周辺のストーリーをどうやって展開していったら読者のみなさんにに楽しんでもらえるかなぁと。そんな肉付けをしていって、生まれたのが本作となります。結果的に、私としても胸を張って傑作だと言えるアクションに仕上がったので良かったです。


◆苦労したポイント◆


 いやー、実は福太郎のポジションで活躍してもらうキャラをどうするかで、書き始めるまでけっこう悩んだんですよね。最初は女子小学生の孫キャラにしようかとか、あるいは成人女性の孫キャラにしようか(結果、設定の一部が柳さんに流用されてます)とか、何パターンか設定を練ってみたんですけどね。


 どのキャラを配置しても面白い作品にはなったと思うんですよ。でも福太郎以外だと、アクションよりもヒューマンドラマ向きだよなぁと思って、悩みに悩んで福太郎くんに決めたわけです。

 ほら、二話後半から三話前半にかけて彼がバッチリ決めてくれるじゃないですか。アクションを描くなら、やっぱりあの役割を一番格好良くやってくれそうなのが福太郎だなぁと思いまして。結果大正解だったと思うので、彼を選んで良かったなぁと思います。


◆「アクション」の魅力◆


 とにかくアクション作品は、絵面に迫力のある作品が仕上がるなぁと思います。純粋に動きがあった方が面白いですよね。なのでアクションジャンルの作品でなかったとしても、何かしらのアクション要素って必要になることが多いと思います。やっぱり絵にした時に映えるのは大事ですから。


 バトルひとつ考えても、ファンタジックにするのか異能力バトルにするのか、時代劇もあれば搭乗型ロボットなんかもありますよね。一対一から多対多まで。カーチェイスなんかもアクションですし、飛行機や宇宙船のドッグファイトなんかも書けると思います。ポリスアクションなんかも面白いですからね。そういった動きのある作品は色々と面白いと思うので、自由自在に書けるようになると本当に楽しいジャンルだなと思います。私ももっといろんなアクションを書いてみたいです。


★次回予告★


 というわけで、今回も次に執筆する作品のジャンルを抽選で選び、フィーリングでタイトルだけ決めて執筆していきたいと思います。


 アクションを書くのはとても面白かったのですが、そろそろね。そろそろ魔法とかを描いても良いんじゃないかと私は思うんですよ。いや、現代舞台でも楽しいんですけどね? それはそれとして、もう少し自由度の高いジャンルが来てもいいのかなと。そろそろね。お願いします、ハイファンだぞハイファン。


 というわけで頼みますよ、小説の神様。ルーレット、スタート!


 ドゥルルルルルルルルル……。

 テンテケテンテン、テンテケテンテン。

 ジャン!


●ジャンル→【その他_詞】


 小説の神様ァァァァァ!!!

 うわぁぁぁぁぁ!!!


 違うんです。確かに私は自由度の高い作品を書きたいって言ったけど、今はそっちの方向の自由度の話はしていないんです。分かっててイジメてません? もうちょっとSFとか、私が得意としてるジャンルが来てくれてもいいじゃないですかぁ……。


 でも、まぁ……とはいえですよ。


 正直このジャンルが来ることは、この企画を走り始める段階で既に分かりきっていたことですから。一応ぼんやりと構想だけは決めてるんです。肌感覚では、たぶん【その他_詩】ジャンルにおける私なりの傑作をお出しできるような気はしてます。


 コンセプトは面白いはず。あとは中身なんですよ。


 これ、書き切れるかなぁ。自信のほどは? と聞かれると、正直、書いてみないと分かりません! としか現段階では言えませんからね。でもまぁ……


 できらぁ!

 超素敵な【その他_詩】作品を書いてやりますよ!

 優しい気持ちで待っててくださいね。


【NEXT】

ジャンル:その他_詩

タイトル:人間もすなる短歌というものをロボットもしてみんとてするなり

備考:例外として一万字未満の予定(短編)

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