転生
気が付いて目が覚めたら木の天井が目に入った。
しかし、体が動かない。何事かと思い声を出そうとしても声が出ない。
”俺どうなったんだ。手も小さいし、なんか柔らかそうだし”
心の中でそう思いながら、自分の変化に戸惑っている。
時間が経過していくうちに、赤ちゃんになったことが分かった。
すると扉の向こうから足音が聞こえ、扉が開くと若い女の人の声が聞こえてくる。
「クリスチャンちゃんと寝てますか」
俺のことをクリスと呼ぶ人が覗き込んできたので、目を合わせてみるとそこには白髪の長髪で目元の優しそうなおっとりとした綺麗な人が目に入ってきた。
「あら、目が覚めたの。」そういうと優しく抱きかかえられた。
味わったことのない柔らかな感触に包まれると、それがとても心地よかった。
それが何かは初めはわからなかったけど、冷静になっていくうちにそれがおっぱいだということがわかってきた。
"これがおっぱいというやつか。柔らかいとは思っていたけど、ここまでとは思っていなかった。自我があり、初めては母親だとは思わなかったが、こんな美女だと役得だと思った。”
赤ちゃんであるからそれを生かし、目いっぱい楽しんだ。
心の中で感謝の気持ちを伝えると、おなかがすいてきたと思うと急に泣き出した。
「はいはい、クリスチャンおなかがすいたんですね。ごはんあげますよ。」
そういうと、服をめくり裸のおっぱいが現れた。
”これが桃源郷なのか!なんて素敵なんだ。”と興奮が冷めないまま、合法的に楽しめると思うと鼻血が出そうになった。しかしそれだけではない。なんと吸ったり、揉んだりもできるのだ。
母親が俺の顔をおっぱいにもっていくと夢中で堪能し始めた。全体のやわらかさと、局部的なかたさ、そして甘さがたまらなかった。
食事が終わり冷静になり始めると、”だれも俺を止められないね"などとしょうもないことを考えながらみんなも考えてほしい。こんな素敵な場面に遭遇して理性を保っていられるのか、否、それは不可能である。
俺は第二の人生をこれからは堪能するために自分に正直になろうと決めた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この世界にきて約五年
そこで分かったことが多くある。
やはりこの世界は異世界だった。家の外の風景はヨーロッパの広大な平地に似ているのになぜか日本語と同じ言語を話していた。魔法や剣が存在はするが魔王などはいないらしい。
この世界では職業は10歳を境に儀式で決まり、そこから成人扱いになる。
ここで一つ自己紹介をしよう。俺の名前はクリス。ただのクリス。
家名はどうしたと思われかもしれないが、そんなものはない。この世界では貴族以上の位のものか、自力で名を成し、貴族の位を授かるしか方法がない
今は母親のミラとの二人暮らしで平穏に暮らしている。
俺が前世から望んでいた平穏。それがこの世界にきてかなうことができた。とても幸せである。
綺麗で優しい母親との生活はとても充実している。
俺が生まれてきてからすぐに亡くなったらしい。なんでも俺のため、この村のためだというが詳しいことはわからなかった。
この新たな人生は、平穏な世界で過ごすため、母親とも村のみんなとも仲良くやっていこうと決めたのだ。