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四月一日  作者: 胡蝶蘭
1/1

モノローグ



「別れよう」

耳に届くその声は紛れもなく僕の口から出たものだった。


桜の花びらが1枚 空を舞う


「ごめん、どういう意味?」

そう聞き返す彼女の声はいつもの太陽みたいな明るさはなく、微かに雨模様で小さく震えていた。


彼女の瞳が濡れていくのを見ながら僕の心は罪悪感に打ち震え、色んな感情が荒れている。まるで嵐のようだ。


何も言わず黙りな僕に彼女は「エイプリルフールとかふざけた事言わないでね」と少し雷を鳴らす。


「知ってる?エイプリルフールに吐いた嘘は1年間叶わないんだって」


「嘘ならもっとましな嘘をついてよ」とその場に泣き崩れる彼女に僕は「ごめんね」と謝り続ける事しか出来なかった。


桜の花びらが1枚 土と舞う

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