9/50
ことのはひらひら (狂歌)
m 様の詩、『葉』への返歌です。
https://ncode.syosetu.com/n1229fv/
【ことのはひらひら】
ひらひらと
ちりてはつどう
ことのはの
いろにかくれし
おもいことのは
ひらひらと
散りては集う 言の葉の
色に隠れし 思い事の端
♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧♧
思えば「言葉」とは不思議なものです。考えれば、考えるほどに、知れば、知るほどに、その思いは強くなり深まるばかりです。
「喜怒哀楽」、「愛憎」、私達のその時々で様々に揺れ動く感情とそれを(時には偽って)表に現す「言葉」を、多種多様な植物の、四季の折々でも色や形など様相を変える葉になぞらえ、「ことば」に「言葉」と外国の文字を宛てた古の人の発想に大いなる敬意と感謝を。