たのしいしおひがり (狂歌・肆首)
『浦島太郎──アヘール王国版──』
作者:原作・しいたけ 様 文・黒鯛 様
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、への返歌です。先に感想欄に投稿させて頂いた作を改め、新たに狂歌三首を加えました。
【楽しい潮干狩り】
しおひがり
あさりをあさり
しおふかせ
せいだすはまに
しおのみちくる
潮干狩り 蜊を漁り 塩噴かせ
精出す浜に 潮の満ち来る
潮干狩りで汗塩を噴く程に熱中していると、何時のまにか満ち潮の時間になっていたのだった。
しおみちて
いそぎんちゃくは
いわかげに
ものもほしげに
ひらきとじては
潮満ちて 磯巾着は 岩陰に
物も欲し気に 開き閉じては
潮の満ちて来た岩陰で磯巾着が獲物を捕食しようと開いたり閉じたりしている。
しおだまり
いそぎんちゃくに
こがめらが
よりてかこみて
かしらもたげて
潮溜まり 磯巾着に 子亀等が
寄りて囲みて 頭擡げて
潮溜まりで、磯巾着の周りに子亀達が寄り集まって、興味深気に頭をもたげている。
すっぽん♪ぽん♪
しおぬれわかめ
うにわれに
なまこたまらず
きゅびえはきだし
すっぽん♪ぽん♪ 潮濡れ若布
海栗割れに 海鼠堪らず
キュビエ吐き出し
波打ち際に(海なのに何故か淡水棲の)活きの良い鼈がいる。海水に濡れた若布、殻が割れて身が覗く海栗、そして苦しかったのか?内臓を吐き出した海鼠が打ち上げられていたのだった……。
あーたのしいな♪にほんのうみは♪




