尽之賤句 つきのしずく 虚吐之端 ことのは

デュエット （連作狂歌）

魔裂征鬼　様　よりインスピレーションを頂き、女学園を舞台とする好敵手との友情物語をイメージして詠みました。　

魔裂征鬼　様、ありがとうございました！！

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【二重奏】

　白百合の如くに凛々しく、紅薔薇の如くに艶やかなる早乙女二人の二重奏。

薔薇《バラ》と百合《ゆり》

　二人《ふたり》形《なり》良《よ》き

　　　早乙女《さおとめ》が

　　　　　互《たが》い相《あい》立《た》て

　　　　　　　奏《かな》でデュエット(二重奏)

フルート(横笛)と

　クラリネット(縦笛)と

　　　　　　相《あい》和《わ》して

　　　　　　　　優美《ゆうび》巧絶《こうぜつ》

　　　　　　　　　　　競《きそ》い吹奏《すいそう》

メロディの

　クレッシェンドに

　　　　　　高《たか》まれば

　　　　　　　フォルティッシモに

　　　　　　　　　　　フィナーレ迎《むか》え

知《し》るや露《つゆ》

　汗《あせ》に濡《ぬ》れるは

　　　　薔薇《バラ》か百合《ゆり》

　　　　　　　尚《なお》匂《にお》い立《た》つ

　　　　　　　　　　二人《ふたり》なりせば

　何れが薔薇か百合なるか。薔薇にもあり百合にもあり。替わり応変の交わり。

お互《たが》いの

　尖《とが》り余《あま》りと

　　　合《あ》わぬ溝《みぞ》

　　　　責《せ》めては立《た》てて

　　　　　　　迎《むか》え受《う》け入《い》れ

交《まじ》わりの

　情《なさ》け溢《あふ》れる

　　　血潮《ちしお》燃《も》え

　　　　尽《つ》きぬ想《おも》いを

　　　　　　　深《ふか》く尽《つ》くして

咲《さ》きて散《ち》り

　咲《さ》かせて散《ち》らす

　　　　百合《ゆり》と薔薇《バラ》

　　　　　　　二人《ふたり》早乙女《さおとめ》

　　　　　　　　　ロンド(輪舞)デュエット(二重奏)

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解説は不要ですわね？よろしくて？

（笑）