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うぶめ・こかくちょう (今様)
妖怪退治のひとコマを今様(「七・五」の句を四回繰り返す定型詩)で詠みました。
【姑獲鳥】
児鳴き姑獲鳥の 目を隠し
口に枷嵌め 縛り上げ
絞めれば締まる 絞め上げて
脚羽根広げ 姑獲鳥
こなきうぶめの めをかくし
くちにかせはめ しばりあげ
しめればしまる しめあげて
あしはねひろげ こかくちょう
赤子の様な声で鳴く妖怪、姑獲鳥を捕らえる。縛り上げて、魔性の邪眼と声を封じる為に目隠しと口枷もする。それでも暴れる妖怪を苦労して縛り絞め上げるのであった。
「姑獲鳥」は「うぶめ(産女、憂婦女鳥)」とも呼ばれる中華由来の鳥の妖怪です。赤子の泣く様な声で泣き、女性に化けて赤子を拐ったり害をなしたりすると言われます。日本では妊娠中に死んだ女性の霊が変じた妖怪と言われています。
拙者、モン娘も大好物で御座るwww




