十六話
短めです。話すネタもないんで、前書きも短めです。十六話目です。
「しかし、オミン殿もお父様の変わりようには驚いたでしょう」
食事を終えた後、お茶を飲んでいるとコーランドが口を開いた。
「えぇ、いきなり軍人口調になるもんですから。しかし、其の言いようだと、前にもあのようなことが?」
「そうなんですよ。お父様は自分より階級が高い方には、軍人のような態度をとります」
コーランドが困ったような顔をしながら答えた。オース、息子が困ってるよ?もうそろそろやめたら?もう除隊したんでしょ?
「しかし、お父様があのように、閣下と呼んでいる姿は、現役時代を除けば初めてですよ」
「ほう」
「それに、お父様から、オミン殿は26歳だと伺いました。其の若さで、大佐以上の階級をお持ちなのですか?」
「はい」
別に隠す必要ないし、いっか。
「ステータスの職業欄、見ますか?」
数分後、青白い顔をしたコーランドが出来上がった。
「う、疑って、失礼しました、オミン殿」
「いえ、信じ難いことですからね」
幸いにも、コーランドが俺を閣下呼びすることはなかった。
「そういえば、エリューお嬢様は?」
「あ、あぁ、エリューなら、もう部屋で寝てますよ。今日は色々あったので、疲れたのでしょう」
まぁそうだよね。俺もすぐ寝ちゃったもん。
お茶を飲み終えた俺は、部屋に戻ることにした。
「料理うまかったなぁ」
コーランドから寝巻きをもらった俺は、着替えて、一人の部屋でそう呟く。
短いですよね?自分もそう思ったんですよ。でも、書き足すのも面倒だし、眠いし、いいやって思ったんですよ。次は多分、十六話目よりは長いと思います。
誤字脱字、間違い等ございましたら、教えてくだされば幸いです。