一話
小説の投稿なんて実質初めてに等しいです。どうか温かい目で読んでください。
アラーム時計の乱暴な騒音に、俺は起こされた。
「…おはよう」
俺は、寂しさを誤魔化すように、そう呟いた
オミン=リュウ。26歳独身。連邦国陸軍所属の大将(陸上自衛隊基準陸上幕僚長)である。最終学歴は日本の国立大学の文学士。専攻学科は英米文学科。卒学後、23歳で徴兵令により軍属になる。仕事は卒なくこなし、同部隊の幹部からの評価も高かった。そして24歳の夏、除隊前日で休戦中の戦争が再勃発する。最前線のレンジャー部隊に服務していたオミンは、兵長として戦闘に投入される。そこで現地任官や戦時中の数々の武勲を立て、終戦時には大将であった。もとは高校の英語教諭を志していた一人の青年であったが、戦乱に渦に巻き込まれ、出世した者だ。と、ネットでは俺のことをこう書いている。まぁ、大体合っているからいいが。
俺はいつものように戦闘服に袖を通した。そして軽く朝食を取ると、荷物を持って独身寮を出た。衛兵所を通ると、一等兵と上兵が力強く敬礼をし、俺も小さく敬礼で返す。
大将は、軍の実質トップに存在する階級であり、連邦国陸軍の場合では、其の影響力も又とてつもなく強い。其して、俺の場合は、その数倍強い。なにせ、兵長からたったの一年で軍のトップになったのだ。其れこそ聞くだけで顔が白くなるような武勲を数え切れないほど立てて、戦争英雄になった俺の影響力が弱いはずがない。
そんな俺も自分の事務室に着き、軽く準備をした。其の後朝礼をして、仕事に向かった。今度の仕事は近くの新兵訓練の視察。問題なく進んでいた。
其して、手榴弾投擲訓練のとき、事は起きた。一人の訓練兵が投擲訓練を始めた。手順を間違えることもなく訓練を進めている途中、いよいよ安全ピンを抜く作業になった。ここでもちゃんと進んでいるように思えた。
そんな中、ある程度距離が離れているにもかかわらず、俺の耳には、小さいが、金属がぶつかる音がした。ふと、其の音がした方向を見ると、其処は訓練兵が手榴弾を握った手だった。
(おかしい)
そう思った。ふと聞こえた金属音は、戦場で幾度となく聞いた、手榴弾の雷管が作動する音だった。訓練兵の手榴弾にはクリップが残っている。先ず投げてすらいない。其れなのにこんな音が聞こえた。
(まずい!)
俺は訓練兵に向かって走った。きっと訓練兵が握っている手榴弾は何かの誤りで雷管が作動してしまったのだ。もうすでに音が聞こえて約二秒は経っている。こっちに気づいた指導員が困惑した顔を見せた。
「野戦軍司令官殿!危険です!いそい…」
指導員が全部言い終わる前に俺は素早く手榴弾を奪い取り、自分の両手で胸に当てて、塹壕に飛び込もうとした其の時、俺は意識を失った。
「…ここどこ?」
死んだはずの俺はなぜか起きた。
どうでしたか?誤字や、間違い等を見つけましたら、教えてくだされば幸いです。