表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

その一、桜宮桃音

まず、俺のという人間を知ってもらう為にも俺にとって悩みの種であり、拒絶することの出来ない人達を紹介していこう。


悩みの種その一、桜宮桃音。

ピンクピンクしているその名前と同様、頭の中もピンク色なお方だ。

高校生でサンタクロースを信じているくらいだ、相当だろう(田中情報)


桜宮はぶっちゃけ、俺のストーカーだ。

それはもう、引くぐらいのストーカー。

正直怖くて話し掛けられない。


そんな彼女は、今日も俺のストーカーをしている。  

「亮くん、今日も寝癖跳ねてる……。私が直してあげたいなぁ……。あわよくば、『ありがとう、桃音は優しいね』なんて言われちゃったり~、えへへ」


わざとなのだろうか。

わざと俺に聞こえる様に喋っているのだろうか。


俺がちらりと後ろを向くと、彼女は急いで電柱に隠れる。が、隠しきれていない。

サイドテールにした髪がぴょんと跳ねていて、くりくりとした目が此方を伺っている。

 

隠れる気ないんじゃないか?

……いや、アホなのか。


そう考え、再び前を向き歩き出す。


俺は、いまだこの子が何故俺に執着しているのかがわからない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ