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狂愛純愛

作者: 黒井燕

「いってきます。」


そう言うと部屋の奥からいってらっしゃいと返ってくる。



「ただいま。」


そう言うとおかえりなさいと言ってくれる。




今日あったことを話しながらご飯を食べ、君はそうなんだと短く相槌をうつ。


お風呂を沸かし、先に入ってもらい、俺は後からはいる。



ベッドに入りおやすみなさいと言うとおやすみなさいと返ってきた。




最近君は泣かなくなった。

何故かはわからない。

もともと何故泣いていたのか俺は知らない。


暗闇の中、ジャラジャラと音がする。

君が動く度に鳴るその音は俺を満足させてくれる。



どうしても欲しくて、捕まえた。

けれど捕まえた後はどうすればいいのか俺はわからなかった。

だから今日も君の目を見ることしかできなかった。



どうすればいいのだろうか。





もう捕まえて二年たつというのに。



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