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第八話 ふわっふわでもっふもふ

ちょっと適当。

「チュピピピピっ!ぴぴっ!」

「ぴょっぴっ」

「ブルルルっ」


私は鳥の鳴き声などで目を覚ました。

目を開けると目の前には小鳥、ひよこ、小馬がいた。


うぉっ、びっくりした!


「ぉう!」

「あら、起きた?おはようルカ。」


お母さんはくすくすっと笑って私を抱っこしていた。

先に起きていた様だ。


「朝ごはん食べよっか。今日はこの子達が持ってきてくれたから、ルカを紹介してたのよ。きっと人間の子供なんて見たことないだろうし。」

「ちゅぴっ!」


そうですよ!と言わんばかりにひよこが鳴いた。

とても可愛らしいひよこで、体は雛鳥の様に産毛が生えているのに、小型犬くらい大きい。


おっきいもふもふはかわいいよね。


さわってみたくて、手を伸ばしてみる。

するとひよこの方から私の頬に擦り寄ってきてくれた。


わぁぁぁっ!ふわふわ!お日様の匂いがする!!


前世も含めて生まれて初めての感覚に私は興奮してしまった。


お母さんはストンと私を横に座らせると果物や野菜を剥いたりなんだりし始めた。

すると私の開いた足の間に小鳥。横に子馬がちょこんっと座り出した。

小鳥はと言うとお母さんの手伝いをしていた。


はわわわわっ!あったかぁぁい。


「はぁぅ!」


力がうまく入りにくくて力加減が難しいけど、極力叩くかんじにならない様に小鳥の頭と子馬の背中を撫でる。


ふわふわで、野生動物なのにサラサふわふわラの毛並みだった。

とてもかわいいおちびたち。

そしてみんなお母さんと同じで、真っ白な毛並みに金色の目をしていた。


「ルカご飯たべれるわよ……まぁ!!何この光景可愛すぎるわ!天使かしら?!あ、ルカは元々天使だったわ!くぅ〜写真が撮れないのが悔やまれるっ!」


きゃーっとお母さんは大興奮だった。ものすごく。


なんか…推しを語っていたクラスメイトのようだ…すごいや…


驚きを通り越して半目で呆然としてしまった。

おちびたちもそう。

半目で呆れていた。


「あ、ご飯よご飯!」


ハッとしたように切り替えてお母さんは食べれるようにした野菜類を持ってきた。


木で作ったような温かみのあるボウルには色とりどりの生野菜と、熟れた果物がのっていた。


「ルカ、はいっあーん。」


お母さんが指でつまむようにして私の口にニンジンを持ってくる。


案外、生のにんじんはうまいのだ。


「んむ、」


チラリと周りにいるおちびたちをみると物欲しそうにこっちをみていた。


あ、欲しいのかな…


私はそっとボウルに手を伸ばし、おちびたちに野菜をあげた。

するとおちびたちはいいのっ??と言う表情をして食べてた。


とても人間味がある…


「ルカは優しわねぇ…そんなにお腹空いているならあなたたちにもあげるわね」


お母さんはおちびたちが食べやすいようによりボウルの中身を細かくしたものをおちびたちの目の前に置いていった。


そんな感じで、みんなで朝ごはんを食べ終わった。

そして、おちびたちの住処に行くこととなった。

ふわふわ…

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