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1はじめは平和な日常から

水の帝国の境に位置する小さな村、そこには一人の魔法使えがいました。


「さあ、今日も平和な一日にしようと」と思いながら起床したら、ドアから叩く音がした。


「こんな朝早くに誰だろう」「はーいいまいきますよ」とドアを開けるとそこにいたのは小さな男の子ふたり、同じ村に住む住人だ。


「魔法使え様、弟の病気を治したいただけませんか?昨日から熱が下がらなっくて。」といい、男の子は泣きそうな顔でこちらをみていた。


「もちろんよラビ、それと魔法使え様はやめて、アレンでいいよでいつも言ってるよね、同じ村ですからそんなよそよそしい呼び方しなくっても大丈夫よ、さあ、アビをこちらへ。」


「でも、お父さんとお母さんに。。。」


「吾アレンと契約し光の大天使よラファエル、ここに降臨せよ」


そう唱え、目の前は光に包まれた何か現れた、その姿を見るだけで心が落ち着き、その声を聞くだけで穏やかになる、これこそが召喚魔法の最高位存在の一人、光の大天使ラファエル。金色に染めた髪に真っ白な肌、純白なドレスにエメラルドに光る瞳。


「契約に従えここに参りました、我が主アレン殿、本日はどのご要望でしょか?」


「いつも美しいねラファエルちゃん、今日呼んだのはほかにもない、この子の病気を治してほしいのだ」


「でも主殿、このくらいの熱なら主殿の力で治せるはずでは?」と不思議な顔をしたラファエル。


「それが、うーん、君も知ってる通り、僕はそういう初級的なやつが苦手でね、得意のあれでしたできるけど、このレベルで使うだったら逆にこの子にとっていいことではないのよ」


「確かに、それは失礼いだしました、それなら我が治そう」と言い、ラファエルはアビのおでこに手を当て


「ヒール」そう言い、指先より小さな光がアビにさし、あっという間にアビの顔が健康の色となり、熱は治ったみたい。


「これで大丈夫です、ほかにご要望はございますかアレン殿」「あぁもう大丈夫よラファエルちゃん、気を付けて帰ってね」「かしこまりました、それではまたの召喚をお待ちしております」光の中に、ラファエルの姿は消えていった。


「いつもありがとうございますアレン様、さあアビも」「ありがとうございます」、男の子ふたりはアレンに深くお礼をした。


「いいのよいいのよ、それと様はやめ、でそういえばお父さんとお母さんはなぜ一緒に来なかったの?」



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