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2回 最後の日常

それから、30分後…、高校の門がちょうど見えてきた。


「しかし、最近よく見るようになったな…。あの夢何なんだろう…。祖父ちゃんの家に似ている気もするんだけど…。」


「ど・う・し・た・よ!!」


「うわ!!」


俺はいきなり背後から肩を掴まれたので、反射的に距離をとった…。ついつい、剣道の癖で距離をとってしまったが、俺にこんなことをするのは一人しかいない。俺は、訝しげに振り返ると予想通りに…


「何をこんな朝から辛気臭い顔してんだよ。明るくいこうぜ!!」


この騒々しい奴は、俺の通っている高校1のモテ男。特に仲がいいってわけではないのだが、幼馴染だからって理由で、いつも一緒にいる。こいつのことが好きな女子からラブレターの受付もやっている。運動神経は、悔しいことに抜群でサッカー部のエースで、全国総体にも出場している。高校卒業後は、Jリーグでの活躍が期待されている。


性格は、真面目なのに超プレイボーイ。なんでこいつが人気があるのかは、全く持って理解できない。やはり、顔なのか?まあ、親の影響ってのもあるはずだが…。いや、そうであってほしい。こいつの両親もスポーツ選手なのだ。それもあって、何かと話が合う。結局のところ、仲はいいのかもしれない。


「直樹…。わかったから、そんなに近づくなよ。」


「ほいほい。それよか、明日のこと分かってるよな?」


「新型ゲームイベントのことだろ?で、結局、何しに行くんだよ。」


「それは、明日のお楽しみだ。ほら遅れるぞ。」


「ったく。」


俺は、いつもと変わらない学校生活を過ごし、夜遅くまで部活動に取り組み、遅くに家に帰り、明日も早いことだから、布団に入った。この時の俺は、気づいていなかった。この日を境に、日常が変わってしまうことに…。俺は、明日のことを考えながら、眠りについた。

一回が、予想以上に伸びてしまったので、余計な2回が出来てしまいました…。

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