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なに俺に逆らってんだよ! お前は俺の言う通りにやってればいいんだよ!

作者: 七瀬






___私の彼氏は、“S男君”です!

見た目も、身長は185㎝以上で、体格もガッチリしてるし!

爽やかで、笑った顔が可愛いのと言ったら私は顔がニヤケてしまいますよ。



___一言で言えば?

【イケイケ男子】なのです。





___私には、勿体ないぐらいのステキな彼氏なんですが、、、。

ただ、彼は底抜けのS男君なんですよ!



私を、じりじりとイジメるのが趣味みたいで...。

上から目線で、私を見下す事が大好物らしいのです。






・・・ただね?

私は、底抜けの“M子さん”だから!

彼氏に、そんな風に扱われている事に快感を覚えているのです。



・・・だからなのかな?

___私と彼は、凄く相性がいいみたいです!








___私の彼の名前は、『伸弥、高坂伸弥よ!』歳は27歳で独身。

一流企業で働いているって言っていました。



___私の名前は、『野木 冴美』23歳、事務の仕事をしています。





___彼と初めて知り合ったのは、、、?

私の女友達が紹介してくれた飲み会だったのです。




___彼は、その飲み会で一番人気の男性ひとだったと思います。

そこにいた! 女の子たちは、みんな彼を狙っていました。



・・・私も、その一人だったのです。







___でもね?

その飲み会に参加した彼は、今の彼じゃないみたいなんです。

自分を押し殺しているというか......?



毒舌じゃないし! 当たり障りのないような会話をしていたと思います。

全然! 【S男君】じゃなかったんです!





・・・だけど?

彼は、数いる女の子の中から、私を選んでくれました。

彼には、私がM子さんだと直ぐに分かったらしいのです。



___途中からは、私一人に彼が話しかけてくれていました。

他の女の子たちも、そんな彼を見て! 諦めたらしいのです。








___そこからは、普通の男女の飲み会になっていきました。

男同士で、飲んでいたお酒も女の子たちが加わり楽しそうに盛り上

がっていたと思います。




・・・私は、ずっと彼と話していました。

ニコニコ楽しそうに話しかけてくれる彼に、私は見惚れていると、、、?

彼から、意外な事を言われたのです。


『___ねえ、冴美ちゃん? 本気で好きな人もいないなら? 俺と

付き合ってみない? お試し期間でさ~そんなに深く考えなくていい

んだよ! 嫌だったら? 直ぐに別れればいい事だし! どうかな?』

『・・・でも、そんな、私、軽い気持ちで男の人と付き合えません!』

『___じゃあ、本気で俺と付き合ってほしい! 俺は、冴美ちゃん

がいいんだよ! 他の女性ひとは考えられないんだ!』

『・・・高坂さん、』

『俺! 冴美ちゃんの事、ほんと! 本気だから!!! ねえ、お願い!』

『・・・ううん。』

『___えぇ!? いいの? マジかよ!』





___その時の、彼の嬉しそうな顔が私は忘れられないのです!!!








___でも? 彼と付き合ってみると、、、?

予想以上に、S男君で! 私は毎日、彼に泣かせられているのです。



・・・それでも、私が彼と別れないのは?

私が、M子さんだからなのです。




___私は、彼のすべてが大好きなになっていきました。







『おい! お前、なに俺に逆らってんだよ! お前は俺の言う通り

にやってればいいんだよ! お前、知ってっか? お前が一番あの

飲みかの女子の中で、“ブス”だったんだぞ! それを俺が、お前と

話さなかったら? こんな風に付き合うまで行かなかったんだよ!

俺を誰だと思ってんだよ! 俺は、世界一モテ男なのに、こんな

ブスと付き合ってやるだけ! 有難く思えよ! この、ブス!!!』

『・・・ごめんね、でも、ありがとう。』

『___はぁ!? 何が“ごめんね”で何が“ありがとう”なんだよ!』

『ブスの私でごめんね! でも私と付き合ってくれてありがとうだよ!』

『・・・根っからのブスの言う事は違うな~最高のブスだよ、お前は!』

『・・・ありがとう。』

『___褒めてねーし!』

『・・・・・・』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] これは読み手が試されるお話ですねえ。 幸せならいいんじゃね、と軽く考えるか。 なんだこのクズ男、と上から目線で考えるか。 それとも作者様の意図は他にあるのか? 実は何の意図もないのか…
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